卓球で格上の選手と対戦することになった時、「リスクをとって責めなきゃ!」と思うこと、ありますよね。でも、本当にそれが最善策なのでしょうか?
先日試合に出て仲間のNくんを応援している時の話です。相手は明らかに格上で、簡単に1セットを取られてしまいました。
ベンチに戻ってくると、「もっとガンガン責めていこう!」というアドバイスがちらほら聞こえてきました。
けど、内容を見ると、明らかにNくんの撃ちミスが多く、5本はNくんのミスでした。相手は汗ひとつかかず涼しい顔をしています。
結論を言うと、私は相手が格上だからといって、普段とは異なる、ハイリスクなプレーは必要なく、むしろ普段通りミスなく試合をすることが重要だと思っています。
この記事ではその理由について解説していきます。
格上相手だと、「普段より良いボールを打たないと決まらない、ハイリスクなプレーをしなきゃ」と思いますよね。
でも、これは落とし穴。
練習していないプレーを無理にやろうとすると、ミスが増えるだけで、相手が何もせずに得点を重ねる展開になりがちです。もちろん、全てのハイリスクなプレーがうまくいけば勝てるかもしれませんが、それができるなら、あなたはもっと高いレベルでプレーしているはずじゃありませんか?
つまりハイリスクなプレーをしても実際にはミスが増えるだけで良いことはありません。
だからこそ、まずは普段通りのプレーを大事にしましょう。 自分の得意なスタイルを信じて下さい。その上で、サーブを少し低くするとか、ツッツキを深めにするとか、そういう「ちょい足し」でプレーのクオリティを上げれば良いんです。
大事なのは、自分の得意な展開に持ち込むこと。つまり、普段自分がやっているプレーをすることです。
自分がやりやすいプレーで試合を進めると、自然とミスが減ってきます。
そうすると、相手は簡単に得点ができなくなります。シーソーゲームに突入です!
すると、今度は相手がリスクを取る場面が増え、凡ミスが出てくればラッキー。
そこで初めて勝利のチャンスが生まれてくるんです。
それまでは、ずっと我慢。丁寧に粘り強くプレーをすることが重要です。
ハイリスクなプレーとは真逆ですね。
格上かどうかに関係なく、どれだけ上手く戦術を立てられるかが試合の決め手になります。
格上だろうと相手の苦手と自分の得意をぶつけて、そこで僅かでも上回ることができれば、試合に勝てる可能性があります。
まずは自分が得意な展開を試してみて、それがハマればそのまま攻めていきましょう。
もし上手くいかない場合は、相手の弱点を探してそこを攻める作戦に切り替えてみてください。どこか一つでも相手の苦手を見つけたら、そこを徹底的に突いていけば、突破口が見えてくるかもしれませんよ。
さて、日頃から格上と戦うことを想定して、有効な練習を考えてみます。
やはり、サーブ練習は外せません。
なんだかんだ、サーブが効けば、格上の選手とも互角以上に戦えるんです。
特に、自分だけのオリジナルサーブを持っていると、いくら格上でも対応できません。
ただ、これはひらめきやアイデアが必要、ちょっとハードル高いですね。。。
けど、普通のサーブ(例えば順横回転サーブなど)でも、回転のかけ方には無限のバリエーションがあります。いろんな回転を練習して、自分なりのサーブをたくさん持っておくことが大事です。その中の一つが相手の弱点かもしれないです。
最後に
格上の選手と対戦する時も、無理にリスクを取らず、自分のスタイルを信じてプレーすることがポイントです。普段の練習で積み重ねた実力を出し切ることで、意外なチャンスが転がってくるかもしれませんよ!