動画撮影で卓球スキルアップ!撮影から活用の秘訣まで


最近はスマートフォンを使って手軽に試合の映像を録画できるようになりました。試合会場では卓球台の周りに三脚がずらりと並んでいますね。しかし、撮影した動画を有効に活用しないと、撮った意味がありません。撮ったはいいものの、結局は見返さずに溜まってしまっているという経験はありませんか?

この記事では、動画を撮影する理由(目的)と、撮影した動画の有効活用方法について、そして動画撮影のコツまでをご紹介し、皆さんの卓球生活が少しでも豊かになるようにお手伝いします。

記事の内容

1.なぜ動画撮影をした方が良いのか?
・自分を客観的にみて、失敗を振り返ることができる。
・何となくでは無く、数字で検証ができる。
・コーチに診てもらうなどして、正しいFBを得られる。
2.撮影動画の活用方法
・試合動画
・練習動画

3.卓球動画の撮影について
・オススメの動画アングル
・動画撮影の注意点

1.なぜ動画撮影をした方が良いのか。

・自分を客観的にみて、失敗を振り返ることができる。

試合中は目の前の相手に精一杯で、自分のプレーを冷静に分析するのは難しいですよね。動画を撮らなければ冷静な状況で自分の試合を振り返るチャンスを失ってしまいます。

試合中はフォアハンドで得点した気になっていたけれど、実はミスの回数が多かった。気がつかないうちに相手のバックサイドにばかりボールが集まっていた・・・
なんてことに動画で確認することで初めて気づくことができます。

試合後、自分の部屋で落ち着いた状態で自分を客観的に分析できる。これが動画撮影のメリットです。

・何となくじゃない!データで客観的にプレーを検証できる。

試合の全てのポイントを記憶するのは困難ですし、興奮したり緊張していたらなおさら!

自分はフォアハンドで得点していた「つもり」、色々なところにサーブを出している「つもり」でも、実際に動画を確認すると違ったなんてことはよくあること・・・

自分の主観と客観のギャップを埋めるには数字が便利!
動画を確認してミスの確率やサーブのコースについてデータをとってみましょう。

数字はウソがなく、自分の技術や戦術のどこが改善点なのかを具体的に示してくれます。これにより、より効果的な戦略を練ることが可能になります。

何と無くではなく、数字で自分の得意な技術・戦術を確認しましょう!

・コーチに診てもらうなどして、正しいFBを得られる。

これまでは自分で動画を確認して気づきを得ることについて書きましたが、他人に自分の動画を診てもらうのもアリ。

自分より競技レベルが上の人(コーチ、先輩など)なら、自分のレベルでは気づかない改善点をしてくれたり、より効果的な練習方法を提案してくれるかも・・・

正しいフィードバックをもらって、どんどんスキルアップしましょう!

動画でプレーを確認して、思い込みを無くしていこうね。

コーチや友達に動画を見せるのは勇気がいるけど、
みんな快くアドバイスをくれたよ!

2. 撮影動画の活用方法

・試合動画

試合中にどのような感情を抱えていたかを思い出してみましょう。試合動画は試合中の心理状態の振り返りがポイント!自分がどんな時にどんな感情になるかを把握しておくことが、メンタル強化の第一歩ですし、メンタルと技術は深く結びついてます。

いつも緊張して実力が発揮できないんだよね・・・
緊張しない方法ってないのかな?

緊張しないってのは難しいかな。
けど自分がどんな時に緊張して、その時にどんなことをしちゃうのか知ってれば、対策はできるんだ。

例:私の場合

試合の序盤や、リードすると緊張するという認識は持っていました。
他にも、知り合いが相手だったり、団体戦だといつもより緊張します。

動画で試合を確認すると、そういった場面で、自分が実際にどんなプレーをしているのかがわかります。先に攻めたくなるのか、それとも相手のミス待ちで消極的になるのか、皆さんはどっちですか?

私の場合、焦って先に攻めたくなるタイプです笑

加えて、腕に力が入りバックハンドや台上技術がダメダメになります涙

以上から、緊張した時に何をするか、対策をあらかじめ考えることにしました。
それは、ロングサーブを出して、オールフォアで攻撃をするという戦術をとることです。
自分の心理状態や、緊張した場面で使用できる技術を考えて、この考えを思いつきました。

そして、ロングサーブとフォアハンドをひたすら練習して、緊張した場面でも自信を持って使えるようにして、試合のパフォーマンス向上ができました。

このように自分が試合中にどんな心理状態になるのか、そしてその時にどんな技術を使えるのかを、動画で確認することが、試合中のパフォーマンス向上につながります。

緊張した時のことをあらかじめ考えて、練習しておけば、焦らずに試合を進められるね。

・練習動画

練習動画をとる前に、一つ重要なことを確認する必要があります。

「その練習は何のための練習でしょうか?」

全ての練習は、今できない何かを意識して、できるようにすることで、それ以外は練習ではありません。
そして意識しているポイントがないと動画を撮る意味もありません。

つまり、練習動画で見るべきポイントは、
練習で設定した目標や意識していたポイントが実際に達成できているかを確認することです。

練習の目的がないと、練習動画を撮っても、何を反省すればいいかわからないからね・・・目的を持って練習するように!!


・フットワーク練習なら、動くスピードは向上したか、動ける範囲は広がったかを確認する。出来るだけ具体的に数字で確認する。

・フォアドライブなら、バックスイングを大きくとる、という目標があるならそれを確認するなどです。

そうやって、目標を立てて、動画を撮って客観的にフィードバックすることを続けていけば、確実に上達できます。

3.卓球動画の撮影

現代では、常に持ち歩くスマートフォンを使った撮影が最も手軽です。スマホ専用の三脚は、約1000円から2000円で入手可能であり、お手頃な価格で購入できます。

撮影時の三脚の高さは約140cm以上はあった方が良いです。卓球台の高さが76cmなのでそれ以上は最低限必要なのですが、卓球台の全体を画面に収めようとすると、140cm以上は欲しいです。140cmくらいのものなら小型の三脚があり、常に鞄に入れておいても気にならないくらいの大きさ、重量のものもあります。

・アングルの選定

撮影するアングルは、卓球のYouTubeチャンネルやトップ選手の試合動画を参考にして、自分が見やすいポジションを見つけましょう。右利きの場合、台の左側に三脚を設定するとプレイが見やすくなります。逆に右側に設定すると、プレイヤーの背中が主に映り込んでしまい、動きが把握しにくくなります。左利きの相手と対戦する際は、コートチェンジごとにカメラの位置を調整することが望ましいです。

・振動に注意

体育館の環境によっては、撮影時に画像がぶれてしまうことがあります。そのような場合、三脚の下にタオルを敷くことで振動を軽減できる場合があります。また、スマートフォンによってはブレ補正機能が搭載されているものもあるので、確認してみましょう。

・対戦相手に許可を取ろう

相手に動画撮影の許可を撮っておきましょう。
ただ、試合動画を撮るのが当たり前になってきたので、そこまで気にする人はいないとは思います。
SNSにUPするときはしておいた方が良いです。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今や試合動画は誰でも手軽に撮影できるようになりました。
撮った動画を有効に活用して、卓球のスキルアップにつなげていきましょう!


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