ハイトスサーブの真髄:試合を制する高さの秘密


卓球の試合で勝負を分ける大事なポイント、それがトスの高さなんです。
「トスの高さなんてそんなに重要?」と思うかもしれませんが、実はこれが大きな違いを生むんです。
この記事では、トスの高さがサーブにどう影響するのかを分かりやすく解説し、試合で使えるアイデアをお伝えします!

トスの高さがサーブに与える影響

まず、トスの高さがサーブにどんな影響を与えるのかを見ていきましょう。一見単純に思えるこの高さ、実は大きな変化を生むんです。

1. 回転量とスピードの増大

高いトスではボールの落下速度が速くなり、それによってラケットに伝えられるエネルギーが増えます。この結果、回転量の増加、ロングサーブならスピードも増加します。

その結果、相手が予測できない回転量やスピードのサーブを繰り出し易くなります。

2. 相手へのプレッシャー

高トスは相手にとって予測が難しく、タイミングを狂わせ、相手の反応を遅らせることができます。さらに、高トスのサーブは相手の集中力を乱し、精神的なプレッシャーを与える効果もあります。

先輩、どうしてそんなに高くトスするんですか?普通の高さじゃダメなんですか?

トスの高さを変えることで、落下速度が増して、回転量とスピードが向上するんだ。習得は困難だけど、高いトスは相手を困らせる強力な武器になるんだよ。

トスの高さと落下速度の関係

トスの高さが卓球ボールの落下速度にどのような影響を与えるかを、計算式とグラフを用いて詳細に説明します。

ボールが落下する速度は、次の式で計算されます:

この式から、トスの高さが高いほどボールの速度が増加することがわかります。

このグラフを見ると、トスの高さが増加するにつれてボールの速度が増加することが明確にわかります。ただし、トスを高くするのはリスクも伴います。

ハイトスのリスク

・トスが高すぎると、ボールが不安定になりやすく、タイミングを合わせるのが難しくなる。
・天井が低い会場や照明の角度次第では、そもそも高トスをやりにくい状況になる。

たくぼー:でも、トスを高くすると確かに強く打てますけど、途中で失敗しちゃいそうですよね。風とか空気の影響とか。

トスも高く上げれば良いってわけじゃないんですね。

その通り。だから、適切な高さについて考える必要があるんだよ。

高トスの効果的な高さ

高トスを成功させるには、適切な高さを理解し、その物理的効果を最大限活用することが重要です。下のグラフより、落下速度に効いてくるのは3mくらいまでで、それ以上あげても効果は小さくなってきます。
よって、1.5〜2.5 mくらいの高さがハイトスの恩恵を受けられ、かつ安定してサーブを出せる、バランスの良い高さだと思います。

トスの高さを調整する際には、自分のプレースタイルやラケットの特性を考慮して練習を繰り返し、自分に合った最適な高さを見つけてください。

また、試合の状況に応じてトスの高さを変化させることで、相手にプレッシャーを与えやすくなります。プレースタイルに合わせて柔軟に活用してください。

いつものサーブにちょい足し!
少しだけトスを高くしてみたら、回転量が上がって、対戦相手も嫌がってくれました!

ちょっとした工夫だけど、トスの高さを変えるのは効果的なので、皆さんも試してみて下さい!


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