卓球シューズの選び方に迷っていませんか?
「軽さ・滑りにくさ・クッション性」など、見るべきポイントは多く、はじめての人ほど悩みがちです。
間違ったシューズを選ぶと、フットワークが重くなったり、足を痛めてしまうこともあります。
逆に、自分に合った一足を選べば、動きやすさが格段に変わります。
この記事では、学生〜社会人まで幅広い層に向けて、
「失敗しないための選び方」と「目的別おすすめモデル10選」をわかりやすく紹介します。
◾️この記事で分かること
- 卓球シューズの性能(軽さ・滑りにくさ・クッション性)の違い
- 自分に合ったシューズを選ぶための4つの基準
- 初心者〜経験者まで対応したおすすめモデル
- 購入時の注意点と、よくあるQ&A
まずは知っておきたい|卓球シューズの役割と必要性
体育館シューズじゃダメなん?
「ダメではありません!」
卓球に使うシューズに明確なルール上の制限はなく、体育館シューズやバドミントンシューズでもプレー自体は可能で試合にも出場できます。
特に中学生までは、部活で指定された体育館シューズでも十分でしょう。
ただし、
高校生以上で本格的な大会に出る場合、体育館シューズでは浮いてしまうこともあります。
専用シューズを履いている選手の中で、自分だけ体育館シューズ…というのは、
プレー面でも見た目の印象でも不利になる可能性があるのです。
卓球シューズには、「卓球というスポーツの動きに最適化された意味ある設計」が詰まっています。
本気で卓球をやるなら、シューズ選びはラケット選びと同じくらい大事です。
卓球はどんなスポーツ?実は足への負担が大きい
卓球は一見すると派手な動きが少ないように見えますが、
実際は「止まる・動く・踏み込む・戻る」などの細かな動きを繰り返すスポーツです。
このため、足への負荷は非常に大きく、素早い動きと正確なストップが求められます。
その動きに対応するため、卓球シューズには以下の3つの機能が求められます。
◾️卓球シューズに求められる機能
機能 | 役割とポイント |
---|---|
グリップ力 | 前後左右の動きを繰り返す卓球では、滑らずに止まることが非常に重要。グリップ力が高いシューズは、素早い切り返しやストップ時の安定性を支える。 |
軽さ | 瞬時の動き出しや切り返しのしやすさに直結する。軽さは敏捷性を高める一方で、クッション性や耐久性とトレードオフの関係にある。 |
クッション性 | 卓球では踏み込み時に膝や足首へ瞬間的な負荷がかかる。クッション性はその衝撃を吸収し、ケガの予防や疲労の蓄積を抑える。軽さとのバランスが重要。 |
◾️軽さとクッション性はトレードオフ
軽量モデルは動きやすさに優れていますが、クッション性や耐久性、履き心地が犠牲になることもあります。
逆にクッション性重視のモデルは、やや重くなる傾向があります。
このバランスこそが、シューズ選びで悩むポイントでもあるのです。
ただ、別売りのインソールによって、クッション性はある程度調整することができます。
自分にあったインソールを見つけましょう。
本格的に卓球するなら、卓球用のシューズが必要なんだね
卓球シューズの選び方|プレースタイルと足に合わせて選ぼう
シューズは自分のプレースタイル・足の形・練習頻度に合ったものを選ぶことで、パフォーマンスを引き出し、ケガの予防にもつながります。
プレースタイルで選ぶ
卓球シューズは、クッションタイプと素足感覚タイプに大別できます。

自分がどんなプレーをするかによって、求められる性能は異なります。
ダイナミックな動きが多いのか、それとも細かい動きが重視されるスタイルなのかを考えてシューズを選びましょう。
◾️両ハンド攻撃型(前陣〜中陣)
細かく素早い動きが求められるので、「素足感覚の軽量なシューズ」で動き出しの速さを重視。
ラリーのテンポが速い人ほど、フットワークのキレが重要になります。
◾️フォア主体の攻撃型/カットマン
大きく動き回るプレーが多く、足への負荷が大きいため、「クッション性」が必要です。
特にカットマンや中陣後陣で粘るタイプは、着地や踏み込みの衝撃吸収性を重視しましょう。カットマンだとバドミントンシューズを履いている人も見かけます。
足に合っているか(フィット感とサイズ選び)
卓球シューズ選びで最も重要なのは、足にしっかり合っているかどうかです。
自分の足が「幅広い/狭い」「甲が高い/低い」などを確認し、それに合うモデルを選ぶようにしましょう。
同じブランドでも、シリーズによってもフィット感が違うので、サイズ感を確認して選びましょう。

また、ハイエンドモデルとエントリーモデルによってもフィット感は異なります。
◾️上級モデル(ハイエンド)
足との一体感を重視した設計でブレにくく、効率的な動きが可能。
ただし、フィット感が強く、疲れやすいと感じる場合もあります。
◾️初心者向けモデル(エントリー)
やや余裕のある設計のものが多く、履きやすい。最初の1足には特におすすめ。
卓球シューズおすすめ10選|目的・レベル別に厳選紹介
【初心者におすすめ】安定感重視のコスパモデル3選
まずは基本をしっかり身につけたい方へ。履きやすさ・安定感・価格のバランスが取れたモデルを厳選。
最初の一足なら、絶対これ!
ジェット・インパクト NEO(ヤサカ)
とにかく売れてる!
税込5000円代で買えるのに、耐久性の高さがウリのコスパ最強モデル。
クロスマッチ ソード 2(ミズノ)
ミズノがエントリーモデルとして開発。クッション性が高く、足を痛めることなく安心してプレーできます。
レゾライン ユニゼス Ⅱ(バタフライ)
バタフライのエントリーモデル。卓球シューズに必要な性能をバランス良く備えています。
デザインもカッコいい!
バタフライのユニフォームと揃えたい。
【軽さ重視】フットワークが変わる軽量モデル3選
ウエーブドライブ(EL)
圧倒的な軽さで人気のモデル(片足225g)。
無駄を徹底して削ぎ落としたモデルはデザインもカッコいい。
トライアンフォースV(VICTAS)
丹羽孝希選手と共同開発されたモデル。軽量でスピーディーなプレーを実現させてくれます。
黒と青のデザインもカッコいい。
カカトの光沢感のある繊維は高級感があります。
ウエーブカイザーブルク(ミズノ)
軽量だけどワイドな設計で万人受けしており、試合会場でも良く見かける人気モデル。
カラーバリエーションも豊富。
個人的にはホワイト×ブルーのカラーのソールが青なのがカッコいいと思います!
【クッション性◎】足を守りたい人におすすめ3選
ウエーブメダル SP5(ミズノ)
ソールの波形形状が特徴で、クッション性に優れたモデルです。
波形のソールはデザイン的にも目を惹きますね。
BOAフィットシステムモデルを採用していて、靴紐を縛る必要がなく、脱着しやすいのも嬉しいですね。
ムービングエアロ(ニッタク)
なんと、ヨネックスと共同開発された卓球シューズ。
アッパーがメッシュになっていて、しなやかに曲がる・通気性にも優れたモデルで履き心地は抜群!
レゾライン レバリス(バタフライ)
張本智和選手も使用している、トップ選手の要求に応えたハイエンドモデル
【デザイン性重視】見た目で選びたい人におすすめ
クロスステップ プロ
大島祐哉選手の要望に応えたハイエンドモデル。
なんと言ってもこのアンドロらしい目を惹くデザイン!!!
卓球=地味なんてもう過去のイメージ、もはや派手。。。
もうここまできたなら、いっそ靴下も同系色で揃えたい!
まとめ|自分に合った卓球シューズでプレーをもっと快適に
この記事では、卓球シューズの選び方やおすすめモデル、よくある疑問について解説しました。
ポイントを振り返ると:
- 卓球シューズはプレースタイルや足の形に合わせて選ぶことが重要
- 軽量タイプとクッションタイプの特徴を理解し、自分に合ったモデルを選ぶ
自分に合ったシューズを選ぶことで、プレーの質が向上し、ケガの予防にもつながります。ぜひ、この記事を参考に、最適な一足を見つけてください。