「最近のラバーは硬くてコントロールしにくい」
「もっと扱いやすくてコスパもいいラバーはないのか?」
そんな人にオススメなのが、XIOM(エクシオン)の『ヴェガヨーロッパ』です。
柔らかめ(42.5°)のテンション系ラバーで、回転やコントロールを身につけたい初中級者にぴったり。特にジュニアやレディースプレイヤー、ラバー選びで失敗したくない初心者にこそ使ってほしい1枚です。
この記事では、ヴェガヨーロッパの回転性能・弧線の特徴・重さ・寿命・相性の良いラケットまで、実体験をもとに整理しました。
●この記事で分かること
- ヴェガヨーロッパが選ばれる理由
- 重量、寿命は?
- 他のラバーとの比較
- フォアとバック、どっち向き?
▶ 結論:価格・性能・扱いやすさのバランス重視なら、ヴェガヨーロッパは試す価値あり!
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ヴェガヨーロッパが選ばれる理由
2009年に登場してから15年以上、多くのプレイヤーに支持され続けているヴェガヨーロッパ。テンションラバーとしては異例のロングセラーです。
なぜそんなにも選ばれているのでしょうか?
扱いやすく、ミスが減る
スポンジ硬度は約42.5°。テンション系の中ではかなり柔らかめで、
- 台上処理のやりやすさ
- 打ち損じしにくい打球感
- 弱い力でもしっかり飛ぶ安心感
がそろっています。
ミスが減ればラリーが続いて、卓球が楽しくなる
回転&コントロールが身につく
ラバーが柔らかいので、スポンジに食い込ませやすく、回転をかけやすいのがこのラバーのいいところ。
勝手に飛んでいくこともなく、自分の力でコントロールすることができます。
つまり、回転をかける感覚、打球時の力の伝え方など、卓球の基本を自然に習得できます。
中学生やジュニア選手、レディースにもオススメできます。
上達を手助けしてくれるラバーだね
コスパが良い
初心者から中級者まで幅広い層にオススメできる、高性能ラバーなのに、破格の3000円台で購入できるのが驚き!
特にラバーにこだわりがないなら、ずーっとヴェガヨーロッパを使い続ければ良いと思います。
ヴェガヨーロッパを使って気づいたこと

私がヴェガヨーロッパを使ったのは、裏面打法に挑戦し始めた頃でした。
当時はテナジー05FXを貼っていたものの、
「裏面はまだ上手く使えないし、もっと安くて使いやすいラバーがいいな」と思っていた時期。
でも、“初心者用ラバー”では物足りない。
そんな中で見つけたのが、“安いのにしっかり使えるヴェガヨーロッパでした。
回転は想像以上
ヴェガヨーロッパは柔らかいラバーですが、
トップシートがしっかりしているので、思った以上に回転がかかります。
特に印象に残っているのがループドライブ。
軽く擦っただけでもスピン量がすごくて、
相手のブロックがオーバーすることも多かったです。
ブロックが安定する
ラバーが止めてくれる安心感があります。
裏面ブロックでの感触もすごく良かったです。
相手の強打を、スポンジがほどよく吸収してくれるので、自然に止められる感じがありました。
「止める」感覚がちゃんと味わえるのは、初中級者にとって大きな安心材料です。
やりにくい技術がない
正直、苦手に感じる技術が一つもなかったです。
- 台上処理 → しっかり食いついて、やりやすい
- ドライブ → 弧線が自然に出る
- ブロック → 吸収して止めやすい
- ミート系 → 安定重視なら十分使える
ここまで万能なラバーも珍しい!
ただ、フォアで思いっきり打った時には、エネルギーがロスしている感じも確かにありました。
上級者だと物足りなさを感じると思います。
フォアとバック、どっち向き?【戦型別に解説!】

フォアに貼ると
初中級者〜中学生以下の選手にはぴったりです。
- 弱い力でもしっかりボールが食い込む
- 弧線が出やすく、フォームづくりに向いている
- やわらかいので回転をかけやすく、失敗しにくい
ただし──
思いっきりスイングしたときにエネルギーがスポンジに吸収される感覚があり、
ある程度打てる選手(例:高校生で県大会ベスト16以上)になると、
もっと弾みの良いラバー(ヴェガアジアなど)に切り替えた方が良いかもしれません。
バックに貼ると
バック面との相性はかなり良好です。
- 回転が自然にかかる
- ストップやブロックも安定して止まる
- やわらかいスポンジでミートもやりやすい
初心者〜中級者まで、幅広い選手に自信をもっておすすめできます!
カットマンの選択肢としては?
本当の初心者で、まだ打つことも少ない人であればOK
ただし、ヴェガヨーロッパはドライブなど攻撃技術向けの設計になっています。
カットマンとして技術を磨きたいなら、カットマン用のラバーを使った方が良いでしょう。
寿命は?
貼り替え時期について
ヴェガヨーロッパの張り替えの目安をまとめました。
練習頻度 | 貼り替え目安 |
---|---|
週7回 | 1ヶ月ごと |
週3回 | 2ヶ月ごと |
週1回 | 6ヶ月ごと |
部活でやってるなら2ヶ月を目安に交換しよう
ヴェガヨーロッパの重量
ラバー名 | ラバー重量(g) |
---|---|
ヴェガヨーロッパ | 58 |
ファスタークG1 | 67 |
ディグニクス80 | 67 |
ラクザX | 72 |
テナジー05 | 72 |
ディグニクス05 | 72 |
テナジー05ハード | 76 |
ディグニクス09C | 77 |
ラクザZ | 78 |
ヴェガヨーロッパはかなり軽いラバーだね
子供や女性には大きなメリットだよ
相性抜群のラケット
ヴェガヨーロッパは回転がかかり、弾み過ぎず安定感のあるラバーです。そんな特徴を最大限活かすなら、ラケットも少し弾みを抑えたラケットの方が相性GOOD!
スワット(ヴィクタス)
このラケットは7枚合板で、木材のフィーリングの良さを備えています。
卓球に必要な繊細な感覚を身につけることができます。
ヴェガヨーロッパとスワットを組み合わせてみると、
- 強烈な回転のドライブが打てる
- ミート系の技術もやりやすい
- ブロックや台上が短く止まる
まさに、ヴェガヨーロッパの特徴を最大限に活かしてくれる組み合わせでした。
関連記事
初心者のラケット選びはこれ一択!上達を助ける卓球ラケット“スワット”
インナーフォースレイヤーALC(バタフライ)
超人気のロングセラーラケット
アリレートカーボン搭載のモデルで十分な弾みがありますが、勝手に飛んでいくという感じではなく、初中級者にもお勧めできます。
このラケットはカーボンが入っているので少し硬めのラケットですが、ヴェガヨーロッパが柔らかいので、丁度良いバランスになります。
他のラバーとの比較
ロゼナ、ラクザ7と比較
ロゼナはバタフライを代表する入門ラバー
ラクザ7もヤサカのラバーで扱いやすいロングセラーラバー
どちらも初中級者に選ばれ続けているラバーですね。
●回転
ヴェガヨーロッパ>ラクザ7>ロゼナ
●スピード
ロゼナ>ラクザ7>ヴェガヨーロッパ
ブロックのしやすさ
●ロゼナ>ヴェガヨーロッパ>ラクザ7
ヴェガヨーロッパの良さは、回転がかかるのに、扱いやすさを残しているところです。
初中級者で回転をかけたり、ボールをコントロールする感覚を身に付けたい人に特にお勧めできます。
まとめ
- 回転がかかるドライブを安定して打てる
- ブロックや台上処理がやりやすい
- 弾みすぎないことでミスを減らし、コントロールもしやすい
- それでいて価格は安い
初心者・ジュニア・レディースなど、
「まず1枚選ぶなら?」に真っ先におすすめできるラバーです。