「ナックルは出る。でも、決まらない」
表ソフトを使っていて、そんな壁にぶつかったことはありませんか?
回転量のあるボールでラリーを制したい。ドライブで自分から攻めたい。
でも、ナックル主体のラバーでは物足りない――。
そんな悩みに応えてくれるのが、インパーシャルXSです。
表ソフトの中でもトップクラスの回転のかけやすさがあり、
しっかりドライブで打てる。回転量で押せる。ボールが安定する。
「攻めるための表ソフト」として、これほどバランスのいい選択肢は多くありません。
表ソフトなのに回転がかかる、そんなラバーを待ってたよ
私はこれまで表ソフトと裏ソフトの両方を実際に使い、受け手・使い手それぞれの立場からラバーを見てきました。
この記事では、インパーシャルXSを試打した私が、以下内容を詳しく紹介します。
▶︎ この記事でわかること
- インパーシャルXSの特徴と使用感(回転性能・打球感など)
- 他の表ソフト(vo>102、モリストSPなど)との違い
- 相性の良いラケットと組み合わせ例
- 湿気のある環境での使用感と注意点
- どんなプレースタイル・戦型に向いているか
- XSが向いているプレイヤーのタイプ
※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。リンクから商品を購入いただくと、当サイトに収益が発生する場合があります。収益は、より良い記事作成に役立てています。
インパーシャルXSとは?|特徴とスペックを紹介
インパーシャルXSのスペック
- スポンジ硬度:30.0度(やや柔らかめ)
- 粒配列:横目(回転系)
- 厚さ:中・厚・特厚・MAX
インパーシャルXSの特徴
- 強い回転量で得点できる
- 表ソフトなのに安定したプレーが可能
- 柔らかめのスポンジでミートがしやすい
インパーシャルXSの性能を徹底レビュー
ラバー表面・粒形状

トップシートは透明感があり、とても綺麗
小さめの粒が縦方向に綺麗に並んでいます。

粒形状は、綺麗な台形
回転もかかるが、ナックルも出しやすそうな形をしていますね。
スピード
実際に打ってみて、まず感じたのはスピードの出やすさです。
スポンジが柔らかいため、ミート打ちがとてもやりやすく、
スマッシュや角度打ちでは力を入れなくても速いボールが打てました。
回転
インパーシャルXSの最大の特徴は、回転がかかることです。
特に、自分からしっかり回転をかけようとした時、たとえばツッツキをドライブする場面では裏ソフトに近いくらいの回転量を出せました。
バック表だけでなく、フォア表の選手にもオススメできますね。
サーブでも、狙って回転をかければ鋭く曲がるボールが出せたので、「表ソフト=回転がかからない」というイメージを持っている人には意外に感じるかもしれません。
ナックル
ナックルは出しにくいですね。自然に当てただけではナックルは出ないです。
しかし、変化をつけられないかというとそんなことはなく、意識すればナックルを出すことはできます。
回転量とスピードが最大の武器だね
ナックルを出すのはテクニックが必要だね
コントロール
弾みすぎる感じは特になく、コントロールは良いです。
回転もかかり、弧線も作れるので、安定して返球できると思います。
湿気耐性
ほとんどの表ソフトは湿気に弱いですが、
インパーシャルXSは湿気に強いですね。
雨の日でも、ボールがスリップしたりせず、しっかりと回転がかかります。
スポンジ厚さによる違い
厚と特厚を試しましたが、それぞれかなり印象が違いました。
●特厚
スピードがさらに伸び、ドライブも安定しました。
攻撃力と安定感を両立させたいなら特厚がおすすめです。
●厚
ミート打ちがよりやりやすいです。ドライブだけでなく、表ソフトらしいボールも出したいなら厚がオススメ!
インパーシャルXSのメリット・デメリット
メリット
裏ソフト並の回転がかかる
これまで使ってきた表ソフトの中では、最も回転がかかるラバーでした。回転をかけてボールを安定して返球したい人にはオススメできます。
変化の出しやすさも残している
インパーシャルXSは、ただ当てただけではナックルにはなりません。しかし、ナックルにしようと思えばナックルを出すことは可能で、ギリギリ表ソフトらしさを残しています。
試合に勝ちやすい
表ソフトの中でも回転がかかり、弧線を作って安定して返球ができます。
スピードも出るし、回転もかかる。
飛びすぎることもなく、コントロール性もある程度確保されているため、試合で勝つために必要な要素が整っています。
デメリット
表ソフトらしさに欠ける
回転がかかる反面、表ソフトらしさには欠けます。
しかし、裏ソフトとは異なるので、やりにくさは残しています。
インパーシャルXSはこんな人におすすめ!
インパーシャルXSは、
表ソフトの中でも回転性能、スピードに優れたラバーです。
この特徴を活かせるのは、こんなプレーを目指す人です。
- フォア表で攻撃で得点をしたい人
- 表ソフトを使っているが、安定したプレーを求めている人
回転とスピードでガンガン攻めて得点したい人にオススメ!
表ソフトに初挑戦する人にもおすすめ
- 表ソフトに興味があるけど、暴れすぎるラバーは怖い
- 安定感も欲しいし、変化も試してみたい
インパーシャルXSは球離れが速すぎず、
回転もかかるので、
表ソフトデビューにもぴったりなラバーです。
初めての表ソフトでも、コントロールを失わずに変化を楽しめます。
インパーシャルXSと他の表ソフトを比較
モリストSPを、代表的なハイエンド表ソフトと比較しました。
項目 | インパーシャルXS | スペクトルS2 | モリストSP |
---|---|---|---|
回転性能 | ◎ | ○ | ○ |
スピード性能 | ◎ | ◎ | ○ |
ナックルの出しやすさ | △ | ○ | ◎ |
まとめ|インパーシャルXSは回転量が豊富な表ソフトラバー
この記事では、バタフライのインパーシャルXSについて、
スピード、スピン、コントロール、耐久性まで徹底的にレビューしてきました。
改めてインパーシャルXSの魅力をまとめると、
- スピン性能が高く、多彩なボールを出すことができる。
- 回転をかけて安定した返球ができる。
- スポンジが柔らかめでミートがやりやすい。
私自身、表ソフト・裏ソフト両方を使った経験があるからこそ言えますが、
インパーシャルXSは「とりあえずこれを選べば間違いない」と言える安定感とバランスを持ったラバーです。
表ソフトの性質を最大限活かしてプレーできるね
もしあなたが今、表ソフト選びで迷っているなら、
まずはインパーシャルXSを試してみてください。
きっと新しいプレースタイルの可能性が広がります。
コメント