テナジー05を使ってわかった強みと注意点|おすすめラケット3選も紹介


2008年、テナジー05が出たとき、ラバーの選び方が変わりました。

「テナジーかそれ以外か」

まわりの人が一斉にテナジーを使い、とりあえずテナジーを使っておけば間違いない」。そんな空気が一気に広がりました。

あれから十数年。
いまはディグニクスを使う選手が増えていますが、あえてもう一度テナジー05を試してみたくなりました。

理由はシンプルです。
テナジー05のほうが扱いやすく、性能も引き出しやすいのでは?
使ってみて、そう実感したからです。

●この記事で分かること

  • テナジー05の特徴
  • 相性の良いラケット
  • 他ラバーとの比較
  • どんな人にオススメ?

この記事を読めば、自分にとって本当にテナジー05が買いかどうか、納得して判断できるようになります。

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今こそテナジー05を使うべき理由

打ちやすい

ここ数年、主流になっているのは「硬くて弾む」ラバー。
素材入りラケットとの組み合わせで、爆発的な威力を出す人もいます。

でも、
思い切り打てなかったとき、途端に難しくなります。
ボールが飛ばない。入らない。回転がかからない。

テナジー05はそんな不安が少なく、自然に食い込んで、素直に飛んでくれます。

  • 弧線が高く、ミスが減る
  • ドライブの威力を出しやすい
  • 弱い力でも回転がかかる

どんなラケットとも相性が良い

テナジー05は張るラケットを選びません。

最近のラバーは素材ラケットに貼ることが想定されており、ラバーも硬めのものが好まれるようになりました。

けど、素材ラケット✖️硬めのラバー、、、それって誰でも使いこなせるんでしょうか?

テナジー05が販売された2008年は木材ラケットが主流の時代です。当然木材ラケットにも相性が良いです。

テナジー05を実際に使った感想(レビュー)

回転性能

テナジー05は回転が非常によくかかります
ディグニクスほどの超高回転ではありませんが、それでも十分な量です。

スピードと弧線

打つと自然と弧線を描いて台に収まるので、安心感があります。
とくにスポンジにボールがしっかり食い込む感覚が強く、打っていて気持ちがいいのが魅力。
これがテナジー05独特の「爽快感」につながっています。

台上技術

ストップ:柔らかめの感触でポンっと飛びやすく、少しコツが必要
ツッツキ:慣れないと飛びすぎるが、慣れれば問題なし

ドライブ

しっかり振れば申し分ない威力
ディグニクスよりもやや直線的な弧線になる印象です。

ブロック

意外にもとてもやりやすいです。
ブロック時もスポンジに食い込んで、勝手に回転がかかり、安定した弧線で返球可能。

使いやすさ

強いインパクトがなくても、自然と食い込ませて打てるため、
女性やジュニアプレイヤー
木材やインナー系ラケットを使っている人
にも適しています。

テナジー05は「上級者向け」のイメージがありますが、ラケットとの相性次第で誰でも使えるラバーだと感じました。

高性能で扱いやすさもあるラバーだよ

実際にテナジー05を使用している選手のインタビューを紹介していきます。

Mさん(インカレ出場)

テナジー05は昔から使っています。最初は“みんなが使ってるから”という理由でしたが、実際に使ってみてすぐに他のラバーとは違うと感じました。

パワードライブ型で、安定感と威力を両立させたい自分には合っていました。ディグニクスも試しましたが、下回転に対する攻撃が難しく、ループに頼る場面が多かったです。

上回転のラリーではディグニクスも良かったですが、自分から威力を出す場面ではテナジーの方が圧倒的に打ちやすい。自分の戦型にはやはりテナジーが合っていると感じました。

Tさん

テナジー05はずっと使い続けています。どんな場面でも自然に回転がかかるので、安定してボールが入ります。

木材ラケットを使っていて、打球感の柔らかさと扱いやすさが気に入っています。ディグニクスも使いましたが、重くて、強く振らないといい球が出ない。自分には少しパワーが足りないと感じました。扱いやすさの面でテナジー05を高く評価しています。

テナジー05と相性の良いラケットはこれ!

テナジー05は高性能でありながら扱いやすさも兼ね備えていて、アウター・インナー・木材ラケットなど、どんなラケットとも相性が良いラバーです。

ここでは、私が実際に試した組み合わせとその使用感をご紹介します。

 ビスカリア

まず第一印象としては、威力を出しやすい!

特に下回転のボールをドライブする場面で、簡単に持ち上がります。ツッツキからのスピードドライブも非常にしやすいです。

サーブも回転はかかりますが、短くコントロールするのはやや難しい印象。台上技術では、フリックやチキータはやりやすく、勝手に回転がかかって安定します。ただし、ストップは少し浮きやすく、練習が必要です。

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 インナーフォースレイヤーZLC

王道の組み合わせ。

テナジー05は比較的直線的な弾道になりやすいラバーですが、インナーフォースZLCの球持ちの良さと相まって、自然に弧線を描き、安定してミスが減りました。

スピードと安定感のバランスが非常に良く、攻守どちらもこなせる組み合わせです。

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 スワット

安定志向の7枚合板ラケット。

弾みは控えめですが、テナジー05との相性は抜群でした。

以前、スワットにディグニクス05を貼ったときは、スポンジに食い込む前にラケットがしなる感覚があり、うまく飛ばせませんでした。

しかしテナジー05は程よい柔らかさがあり、スワットのしなりとも調和。しっかりとスポンジまでボールが食い込み、扱いやすさを実感できました。

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 クリッパーウッド

木材ラケットの中では硬めで弾みもあるクリッパーウッド。

テナジー05と合わせると、木材の心地よい打球感と十分な弾みの両方を感じられます。7枚合板特有の力強さと、テナジー05の安定した飛びがマッチして、非常に好感触でした。

クリッパーウッドはミートがしやすく、表ソフトユーザーに愛用されています。
テナジー05を貼ってもその良さは健在!ミートもドライブも打てる万能の組み合わせの完成です。

他のラバーとの比較

 ディグニクス05と比較

「ディグニクス05」は、より硬くて寿命が長く、価格も高い上位モデルです。
一方、テナジー05は柔らかくて回転をかけやすく、扱いやすいのが特徴

特徴の違い

  • ディグニクス05は「硬め・高価格・寿命が長い」
  • テナジー05は「やや柔らかめ・軽量(2gほど軽い)・回転がかけやすい」

実際の打球感

  • ディグ:強く振ったときの威力・回転量がすごいが、回転の影響も強く受ける
  • テナジー:ボールを持ち上げやすく、威力も十分。回転も自然とかかる

向いているプレースタイル

  • ディグニクス05: 強いスイングで主導権を握れる上級者
  • テナジー05: 自分のタイミングで安定して回転をかけたいプレーヤー

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 ファスタークG1と比較

「ファスタークG-1」はコスパが良く、バランス型ラバーとして人気。
特にブロックやミート、安定感のあるラリーには強みがあります。

特徴の違い

  • G-1は「コスパ◎・打球感はやや硬め・バランス重視」
  • テナジー05は「回転量と弧線の高さで優位」

実際の打球感

  • G-1:ミートやブロックがやりやすく、どんなプレーもそつなくこなせる
  • テナジー:チキータやループドライブなど、回転系の技術がとにかくやりやすい

向いているプレースタイル

  • G-1: バックで安定したラリーを重視したい人
  • テナジー05: バックでもチキータや回転で仕掛けたい人

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 スワットスピンと比較

トップシートの感触や打球感はよく似ています。
寿命が短いのも似てます。テナジー05の方が回転は上

特徴の違い

  • スワットスピンは「軽量・コスパ良好・柔らかい打球感」
  • テナジー05は「より回転がかかり、スピード感も上」

実際の打球感

  • スワットスピン:トップシートがよく似ており打球感は近い。寿命はやや短め
  • テナジー:回転のかかりやすさが明確に違い、フォアで打ったときに差が出る

向いているプレースタイル

  • スワットスピン: バック面で安定・コスパ重視でプレーしたい人
  • テナジー05: フォアで回転を武器にしたい人

まとめ|テナジー05はこんな人におすすめ

迷っている人のために、どんなプレーヤーに合うのかを簡単にまとめました。

  • 高性能で扱いやすいラバーを探している人
  • 柔らかめのラケットと合わせたい人

「威力のあるボールで得点したい!」そんなラバーを探しているなら、テナジー05ハードは候補に入れて損はない一枚です!


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