
このラバー、どれくらい持つんだろう?
卓球のラバーを選ぶとき、性能や価格と同じくらい大事なのが「寿命」
使い始めは良くても、すぐ劣化してしまってはコスパが悪く、パフォーマンスも落ちてしまいます。
本記事では、筆者が実際に使用した売れ筋ラバー9種類について、寿命の長さを中心に比較しました。
評価は「グリップ力の低下」「打球感の変化」など、使い続けてわかった実感をベースにしています。
- 人気ラバー9種の寿命
- それぞれのラバーを使って寿命を感じた瞬間
- 自分にあったラバーを選ぶための考え方
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人気ラバー9種の寿命を徹底比較
寿命の比較表
ラバー | 寿命(週一練習) | 値段 | コスパ(値段/寿命) |
---|---|---|---|
テナジー05 | 2ヶ月 | 6500円 | 3250(円/月) |
ディグニクス05 | 5ヶ月 | 7000円 | 1400(円/月) |
ディグニクス09C | 6ヶ月 | 7800円 | 1300(円/月) |
ディグニクス80 | 5ヶ月 | 7800円 | 1560(円/月) |
V20ダブルエキストラ | 5ヶ月 | 4800円 | 960(円/月) |
V22ダブルエキストラ | 5ヶ月 | 5300円 | 1060(円/月) |
スワットスピン | 2ヶ月 | 3900円 | 1950(円/月) |
ファスタークG1 | 4ヶ月 | 4800円 | 1200(円/月) |
ラクザ7 | 4ヶ月 | 4600円 | 1150(円/月) |
寿命:週1回の練習でラバーの性能劣化を感じるまでの期間
値段:Amazon,楽天で調査した価格
テナジー05の寿命
寿命の短さで有名なラバー。
筆者の感覚では、週1回の練習でも2ヶ月ほどで「あれ?弾まない…」と感じるようになります。
ついこの前まで絶好調だったのに、ある日突然「なんかダメだな」と気づく、そんな劣化の仕方。
値段が高いだけに、寿命の短さがコスパの悪さに直結してしまう印象です。



最強のラバーでいられるのはほんの一瞬
ディグニクス05の寿命
テンション系ラバーの中ではかなり寿命が長いと感じます。
2ヶ月使って表面が白く粉をふいてきても、まだ十分な性能を発揮します。
高価ではありますが、しっかり性能が続くためコスパは意外と良いラバーです。
ディグニクス09C
粘着テンション系の代表格。
粘着が残っていれば何とかなるという安心感があります。
さらに、粘着シートを使えば粘着力をある程度維持できるのも強み。
もしかしたら半年以上使えるかも?とすら思える耐久性です。
値段は高いですが、それを補って余りある高寿命・高コスパラバーです。
ディグニクス80
寿命はディグニクス05と同程度か、ほんの少し短いくらい。
「テナジーに近い打球感」と言われますが、寿命に関してはディグニクス80の圧勝。
高寿命で安定感もある優秀なラバーです。
V20ダブルエキストラ
寿命はかなり長く感じました。
トップシートの耐久性が非常に高く、回転性能も長く続く印象。
高性能ラバーの割に値段が安く、コスパは優秀。
V22ダブルエキストラ
こちらもV20と同等の寿命と感じました。
トップシートの設計思想が共通しているようで、耐久性に優れています。
好みによって打球感で選ぶのがおすすめです。
スワットスピン
寿命はやや短いと感じました。
やはり柔らかめのラバーは摩耗や変化が早い傾向があります。
ただし、価格が非常に安いため、コストパフォーマンスは非常に良いです。
「寿命よりも価格と扱いやすさを重視したい」人にはうってつけ。
ファスタークG1
寿命はごく普通。目立って長いわけではありませんが、急激に劣化する印象もなし。
価格もそこそこで、総合的なバランスが非常に優秀なラバーです。
長年愛されている理由が使ってみるとよくわかります。
ラクザ7
寿命は普通〜やや短め。
やや柔らかめの打球感なので耐久性は控えめですが、値段が安いのが最大の強み。
「そこまで長寿命じゃなくてもいいからコスパ重視で選びたい」という方におすすめです。
劣化を遅らせるには?|少しの工夫で寿命を伸ばせる
メンテナンスをしっかりやる|保護スプレー&シート


が劣化する大きな原因のひとつが「酸化」。特に練習していない時間、つまり空気に触れている間にじわじわ劣化が進みます。
ラバーの表面に皮脂や埃が残っていると、それが酸化を加速させる要因になります。
- 練習後は保護スプレーで汚れを落とそう
- 保護シートで、空気に触れさせないようにしよう
この2つをセットで習慣にすることで、寿命が変わってきます。強豪校でもない限り、ラバーが空気に触れている時間のほうが圧倒的に長いのですから、ここを徹底することは非常に効果的です。
練習用・試合用で分けて使う
「試合用ラバーを少しでも長く良い状態で温存しておきたい」という、節約志向の人にぴったりの方法です。
- 練習用ラバー:多少劣化していても構わない。毎日の練習で使い倒す。
- 試合用ラバー:打球感が好みの“ちょうどいい状態”でキープ。基本的に本番のみ使用。
ラバーの寿命を引き延ばせるだけでなく、「このラバー、まだ使えるか?」と悩む時間も減ります。
スペアラケットを用意すれば、運用もスムーズになりますよ。
フォアとバックでラバーを交換して使う
同じラバーをフォアとバックに貼っている場合、「劣化の進み方に差が出ている」と感じたことはありませんか?
実は、ボールが当たる位置や使い方によって、ラバーの劣化する場所が偏ります。
そこで、定期的にフォアとバックを入れ替えることで、全体をバランスよく使い切ることができます。
これも立派な“ラバーの節約術”。
プレーに大きな支障がない範囲で、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ
どれだけ高性能なラバーでも、寿命が短くすぐに劣化してしまっては、その力を十分に発揮できません。
ラバーは“良い状態で使ってこそ”意味があります。
寿命を把握し、丁寧に使い、タイミングを見て交換する、
そうした工夫次第で、ラバーのコスパは大きく変わります。
この記事が、あなたのラバー選びや使い方を見直すきっかけになれば幸いです。
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