ファスタークG1は、ニッタクの人気ラバーの一つで、特に中級者以上の選手に支持されています。私自身もバック面で5年間愛用し、その性能を徹底的に試しました。
この記事では、初心者が使う際の注意点、相性の良いラケット、他ラバーとの比較などを詳しく解説します。
- ファスタークG1はバック向け?フォア面でも使える?
- 初心者でも使える?
- 他ラバー(テナジー05、ラクザX)と比べてどう?
- ファスタークG1の重量はどのくらい?実測データあり
- 「落ちる」と言われる理由は?
- 初心者には難しい?
この記事を読めば、ファスタークG1があなたに合うのかが分かります!
ファスタークG1の基本情報とおすすめプレイヤー
ファスタークG1とは?基本スペック
メーカー | ニッタク |
硬度 | 47.5度 |
厚さ | 中、厚、特厚、MAX |
対象プレーヤー | 中級者、上級者 |
重量(実測値) | 特厚67g、MAX69g |
オススメできるプレイヤー
- ドライブだけでなくミートも多用する攻撃型
- 回転量を重視する選手
- バック面でオールラウンドに使いたい選手
向いていないプレイヤー
- オートマチックに回転がかかるラバーを探している人
【徹底レビュー】ファスタークG1の特徴と実際の使用感
ファスタークG1の実物レビュー!パッケージ・シートの特徴
パッケージの特徴:
濃い青色に金色の文字。落ち着いたデザインで、高級感がありますね。
パッケージ込みの重量
(写真)
シートの特徴:
透明感があり、曇った感じが少なく、きれいな仕上がりになっている。
重量まとめ
パッケージ込み
ラバーのみ
カット後
メリットとデメリット
メリット
- 回転量が多く安定感がある
- スポンジは硬いが容易に食い込む
- スピードが出しやすい
デメリット
- 価格は高め
- 初心者には扱いにくい
- 直線的に飛ぶので弧線を作る必要あり
【ラケット選び】ファスタークG1に最適な組み合わせ
ラケットとの相性
ラケット | G1との相性 |
---|---|
インナーフォースレイヤーZLC | ○:自然と弧線が出る |
ビスカリア | △:弾み過ぎ |
クリッパーウッド | ○:木材でも十分弾む |
バイオリン | ○:コントロール重視 |
アウター、インナー、木材ラケットで試しましたが、相性が悪いラケットは無いですね。ファスタークG1はラケットを選ばないラバーですね。
個人的にはインナーラケットとの組み合わせが好きです。
ファスタークG1はスピード系のラバーで若干ボールが直線的に飛んでいく印象があるので、インナーと組み合わせることで程よく弧線を描いてくれます。
アウターのビスカリアも非常に相性が良いと感じたのですが、弾みすぎですね。ブロックなど守備系の技術が難しく感じました。
ファスタークG1の重さ・実測データ比較
重量比較表(ラバーカット前の重量)
ラバー重量の比較表を作ってみました。
この重量は、ラケットに貼る前の、パッケージから取り出してカットする前の重量を比較しています。
ラバー名 | 厚さ | 重量(g) |
---|---|---|
ファスタークG1 | 特厚 | 67 |
ファスタークG1 | MAX | 69 |
ラクザX | 特厚 | 72 |
ラクザXsoft | 特厚 | 68 |
ヴェガヨーロッパ | 特厚 | 58 |
テナジー05 | 特厚 | 72 |
ディグニクス05 | 特厚 | 75 |
重量としてはテナジー05より少し軽いくらいですね。
ヴェガヨーロッパと比べると10gほど重く、ファスタークG1は重い部類のラバーですね。
自分の腕力と相談して、ラケットの重量を調整する必要がありそうです。
ファスタークG1の寿命と耐久性
使用頻度ごとの寿命の目安
- 週3回プレー(普通の中高生): 約2ヶ月
- 週7回プレー(強豪校): 約1ヶ月
- ハードヒッター(全国レベル): 1ヶ月未満
寿命は短くもなく長くもない、普通ですね。
テナジー05よりは長持ちします。
スポンジはテンションが強くかかっていて、台にぶつけたりすると簡単にボロボロになります。

「落ちる」と言われる理由を検証
ファスタークG1は落ちると一般プレーヤーの中で噂になっていますが、実際はどうなのでしょうか?
ファスタークG1は低スペックのラバーなのでしょうか?
私が5年間使っている間に落ちると感じたことはありませんし、トッププレイヤーが実際に使っているラバーの性能が低いわけありませんよね。
きっと原因があるはずです。
原因としては3パターン考えられます。
パターン1力量不足(99%の人がこっち)
インパクトが弱過ぎてファスタークG1のスポンジにボールが食い込まず、回転がかからずにネットミスする。
パターン2(ディグニクスなど回転に特化したラバーと比較している)
ディグニクス系の勝手に回転がかかり、技術力がなくても弧線が出るラバーを普段使っている人が、スピード系のファスタークG1を使うと落ちると感じる可能性はあります。
パターン3 超上級者が回転をかけ返す際にチップ※する。
※トップシートのグリップ力が足りず、上手く回転をかけ返すことができずにネットミスする現象
想定される場面としては、ドライブのかけ返しです。
相手の力量も十分に高く、強烈な回転がかかったドライブを、こちらも強烈な回転でカウンターや引き合いをする場面が想定されます。
しかし、プロ選手でも使用していることを考えると、それもチップはあまり起こらないと思われます。一般人は気にしなくてOKですね。
結論:自分が世界トップレベルの選手でなければ、気にしなくてOK!
ファスタークG1は初心者に向いているのか?
中学2年生の僕でも使えるかな?
ファスタークG1は扱いやすいけど、ハイスペックだから使いこなせるか心配だね。
ファスタークG1はスペックが高く、スピードも出るし回転もかかります。裏を返すと、勝手に飛んでいくし、相手の回転の影響を受けやすく、コントロールが難しいラバーです。
卓球で大事なのは、スピードでも回転でもなく、コントロールです。
木材ラケットなど弾みを抑えたラケットと組み合わせれば、コントロールを犠牲にすることなく、ファスタークG1を使いこなせると思います。
結論
ファスタークG1は扱いやすく、初心者にもオススメできるが、ラケットは木材を選びましょう。
代替ラバーの提案
「やっぱりファスタークG1を使いこなせない!」
「もう少し弾みを抑えたラバーないの?」
と考えている方は、以下のラバーも扱いやすくオススメです。
- ファスタークC1
- ラクザ7soft
- ロゼナ
ラバー名 | 特徴 |
---|---|
ファスタークC1 | G1よりスポンジが柔らかく、扱いやすい |
ラクザ7soft | スポンジが柔らかく、トップシートも回転の影響を受けにくく、扱いやすい |
ロゼナ | スプリングスポンジを採用し弾みは十分。トップシートは控えめで安定したボールを打てる。 |
ファスタークG1の価格とコスパ
ファスタークG1と他メーカーのラバーとでコスパを比較してみましょう。
ラバー名 | 価格(Amazon価格) | 寿命(練習日数) | コスパ(練習一回あたり) |
---|---|---|---|
ファスタークG1 | 4820 | 30日 | 160.7円 |
テナジー05 | 6766 | 10日 | 676.6円 |
ディグニクス05 | 7318 | 40日 | 183.0円 |
ラクザ7 | 4144 | 20日 | 207.2円 |
価格はAmazonでの販売価格(25/2時点)
寿命は練習した日数で表しており、ラバー表面が白くなるまでの日数
(バック面で使用)
価格/日数=コスパ(練習一回あたりにかかるラバーのコスト)
上の表を見ると、ファスタークG1の寿命は長く、コスパは優秀だと分かります。
ファスタークG1のバック面での使用感
私がバックラバーに求めるもの
- ドライブ、ブロック、ミートなど全てがやり易い
- 軽量
- 指が滑りにくい(中ペン固有の悩み)
バック面はフォア面と比べると、色々な技術を使いこなせないといけません。
フォアサイドならカウンターするボールもバックだと自信が無いので、ブロックしたり、ブロックしようとして余裕があればミートしたり。。。
ファスタークG1はドライブだけでなく、ブロックやミート系の技術もやりやすいです。私の周りでもバック面に使っている人は多く、5人に1人くらいは使っている印象です。
まとめ:ファスタークG1はこんな人におすすめ!
ファスタークG1はバランスが良くて、どんなラケットにも合う万能ラバーだね
コスパも良いし、たくさんの人がバックに使ってるよ
オススメのプレーヤー
- 中級者以上のドライブ主体プレイヤー
- バック面に安定感が欲しい人
- スピードと回転のバランスを求める人
ファスタークG1が気になっている方は、ぜひこのレビューを参考にしてください!
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