V>20 Double Extraは、VICTASが開発した高回転性能を誇るハイエナジーテンションラバーです。しかし、スポンジ硬度は52.5度と非常に高く、「硬すぎて使いこなせないのでは？」という声もあります。

では実際に打ってみたらどうなのか？

この記事では、V>20 Double Extraの特徴・使い方・おすすめのプレイヤー像について詳しく解説していきます。

基本スペックと概要

項目	内容
メーカー	VICTAS
スポンジ硬度	52.5度
カラー	黒、赤
重量	72g（特厚）
価格	7150（ネット5000円）

V>20 Double Extraのスポンジ硬度は52.5度。これは市場に出ているラバーの中でもかなり硬めの部類に入ります。数字だけを見ると、『扱いが難しそう』と感じるかもしれません。

しかし、トップシートが柔らかく意外と使いやすいです。

では、実際の使用感はどうなのか？試打を通して検証してみました。

実際に打ってみた使用感

打球感

スポンジが非常に硬く、打球感は硬めです。

簡単には食い込まなないですね。

トップシートが柔らかく、ボールのつかみやすさは感じますが、スポンジまで届かせるには、しっかり振り切る必要がありそうです。

弾み

トップシートが柔らかいため、弱い力でも適度に飛ぶのがこのラバーの面白いところですね。
弾みは十分にあって、フィジカルが強くてスポンジに食い込ませることでできれば、相当威力は出るでしょう・・・

おすすめの打ち方

ディグニクスと比べると、スポンジに食い込ませるのは難しいです。少し当て気味のドライブを意識するとスポンジに届いていい感じのボールが出ました。
普段、バタフライのラバーを使っている人は打ち方を変えないとです。

回転性能

トップシートは非常に優秀。

これまで使ってきたラバーでNo1ですね。
ボールの回転に負けることはないでしょう。

ループドライブやツッツキで性能を発揮してくれます。

台上は結構ムズい

トップシートが回転の影響を受けやすく、非常に敏感です。
繊細なコントロールが求められる台上技術はちょっとコツが入りますね。

ツッツキ
何故か浮いてしまいました。ディグニクス05を普段使っていて、理由はわからないのですが、少し浮きます。調整が必要ですね。

ストップ
少し浮いてしまいます。ネットスレスレを狙っているのに５cmくらい浮いてました。コツがいるのかな？

ラケットとの相性

V>20 Double Extraは、硬めのラケットと相性が良いです。特にカーボン系やアウター素材のラケットと組み合わせると、スピードと回転のバランスが取れたボールを打ちやすくなります。

スワットパワーやティモボルALCと合わせてみましたが、非常に相性が良いと感じました。

一方で、しなりが大きい木材ラケットとの相性は悪いです。
スワットのような柔らかいラケットに貼ると、インパクト時にスポンジに食い込む前にラケットがしなってしまい、スポンジまで食い込ませることができません。
弱く打つと弾まず、強く打っても棒球になる感じです。

スワットに合わせてみましたが、弱く打っても、強く打っても、ラケット角度やスイングをどれだけ調整しても全然ボールが走りませんでした。

相性	ラケット例
良い	スワットパワー、ティモボルALC
悪い	スワットなど木材ラケット

他のラバーとの比較

ラバー	回転	スピード	扱いやすさ
V>20 Double Extra	★★★★★	★★★★	★★★
V>22 Double Extra	★★★★	★★★★	★★
ディグニクス05	★★★★	★★★★★	★★★★
ラクザXX	★★★★	★★★★★	★★★★

V>20は回転性能において最も優れたラバーですが、扱いやすさではテナジー05やディグニクス05に軍配が上がります。スピードを求めるならV>22が候補になりますが、総合的な回転性能ではV>20がトップクラスです。

まとめ

V>20 Double Extraは、強烈な回転を武器にするプレイヤーにとって最高の選択肢です。特に強いインパクトを出せるプレイヤーに向いており、回転性能とスピードを兼ね備えています。ツッツキやストップでの調整は必要ですが、使いこなせば非常に攻撃的なプレースタイルを実現できるでしょう。

こんなプレイヤーにおすすめ
・強烈な回転を武器にしたい人
・パワーのある選手
・アウターカーボン系ラケットを使っている人


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