「ラケットが重くて振り遅れる」「手首や肘が痛い」
そんな悩みを抱えつつも、最近流行りの重いラケットを無理して使っていませんか?
実は、軽くても高性能なモデルはきちんと見つかります。
この記事では、軽さと性能を両立したモデルを中心に、とにかく軽いラケットも種類別に紹介します。
- 軽くて高性能なラケット11選
- 軽量化で勝てるようになる理由
- 軽量ラケットにした方が良い人
- ラケットを軽くする小技集
ラケットを軽くすることにはたくさんのメリットがあります。
この記事を読んで自分に合った軽量ラケットを見つけてください!
- スイングが安定して攻撃ミスが減る
- 台上や細かい技術がやりやすく先手を取りやすい
- ブロックが安定し、試合運びが楽になる
- サーブや切り替えがスムーズになる
- 手首・肘への負担が軽くなる
オススメ軽量ラケット11選
この記事では単に軽いラケットだけでなく、高性能で軽量なラケットを中心に紹介していきます。
以下にオススメするラケットの平均重量を載せました。
おすすめ軽量ラケット一覧
ラケットの種類 | ラケット名 | 重量 |
---|---|---|
アウターラケット | 林昀儒SUPER ZLC | 83g |
アウターフォースALC | 85g | |
SKカーボン | 79g | |
暁炎 | 82g | |
インナーラケット | サイバーシェイプ カーボン CWT | 85g |
フランチスカ インナーフォースZLC | 86g | |
木材ラケット | スワット | 85g |
オールラウンドエボリューション | 80g | |
とにかく軽いラケット | ブラックバルサ | 56g |
バーサル | 65g | |
kanter fo off | 68g |
軽量アウターラケット
林昀儒SUPER ZLC
スーパーZLCを搭載したアウターラケットで、若き天才・林昀儒選手が実際に使用しているモデルです。
同じスーパーZLCシリーズの樊振東 SUPER ZLC(89g)や水谷隼 SUPER ZLC(89g)と比べると、83gと軽量に仕上がっています。スーパーZLCは硬めの素材ですが、板厚は5.6mmと薄めの設計で、しっかり弾みながらもボールを“掴む”感覚を残しているのが特徴です。
「弾みも欲しい、回転もかけたい!、でも軽さも譲れない」という欲張りなプレーヤーに最適。
硬めの打球感なので、ディグニクス09Cのような球持ちの良いラバーや、やや柔らかいディグニクス80との相性が抜群です。
さらに注目すべきはグリップデザイン。淡い青・緑・オレンジの配色は、補色の青とオレンジを中間色の緑でつなぎ、鮮やかさと落ち着きを両立。宝石のように美しい仕上がりで、所有欲を満たしてくれます。
アウターフォースALC
アウターALCのラケット。人気のビスカリア(88g)に似た系統ですが、密度の低い木材を選定することで軽量化と安定性を重視している点が特徴です。
板厚は6.2mmとやや厚めに設計されており、軽量ながらもしっかり威力を出すことが可能。普段は安定して使いやすく、強く振った時にはきちんとパワーが乗る、バランスの取れた仕上がりになっています。
「扱いやすいビスカリア」と表現するのがぴったり。
ALC特有の“掴んで飛ばす”感覚を楽しみつつ、ビスカリアやティモボルALCでは弾みすぎる・重すぎると感じる人におすすめの一本です。
SKカーボン
SKカーボンは、バタフライ独自のTAMCA5000カーボンを搭載したラケット。木材3枚にカーボン2枚を合わせた構成で、分類としてはアウター系になるのかな?
板厚は5.2mmとかなり薄めで、重量も軽量。薄い構造ながらカーボンがしっかり弾みを生むため、スピード性能は十分に備えています。
特徴はなんといっても球離れの早さ。軽快な弾きが出るので、ミート打ちを武器にする選手、特に女子選手に向いています。その反面、かなり硬めの打球感なので、ドライブで回転をかけるには一定の技術が必要です。
おすすめのラバーは、回転がかけやすいディグニクス80のようなラバー。扱いやすく回転性能に優れたラバーと組み合わせるとバランスが取りやすいです。
暁炎
暁炎は、KVC3カーボンを搭載したアウターラケット。82gとアウター系の中ではかなり軽量で、振り抜きやすさが魅力です。
アウターラケットでありながら球持ちが良い設計で、弾みと回転を高次元で両立。軽量で操作性も高いため、攻守のバランスを求めるプレーヤーにぴったりです。
「暁炎」という名前も意味は調べても分からなかったですが、新しい時代の始まりを象徴する炎、みたいな意味なのかな?
とにかくカッコいい!
赤を基調としたカラーリングも、何色と表現したら良いのか分かりませんが、ただの鮮やかさではなくどこか和風の趣があり、所有欲を満たしてくれる仕上がりです。

赤にも色々あんねんな
軽量インナーラケット
サイバーシェイプ カーボン CWT
サイバーシェイプカーボンCWTは、インナーカーボンを搭載した六角形ブレードのラケット。形状だけでも話題を呼んだサイバーシェイプに、さらにCWT(カスタムウェイトテクノロジー)が加わりました。
グリップ部分に3g/6g/9gの専用ウェイトパーツを取り付けられ、未装着時は85g。気分やコンディションに合わせてラケット重量を調整できる画期的な仕組みです。公式ルール上も、審判に確認すれば試合中に重量を変更することが可能です。
このラケットをおすすめできるのは、
- これまでにないユニークなラケットを使ってみたい人
- 試合になると動きが硬くなり、ラケットを重く感じやすい人
世界的にも珍しい「重量可変ラケット」として、使うだけで注目を集める存在です。
フランチスカ インナーフォースZLC
フランチスカ インナーフォースZLCは、ZLCを搭載したインナーラケット。
同系統のインナーフォースレイヤーZLC(約93g)と比べて、86gと大幅に軽量化されているのが特徴です。
打球感はインナーZLCらしい安定感と柔らかいフィーリングをそのままに、重量の負担を軽減。インナーZLCを使いたいけど、「重すぎて扱えない」と感じていた人に最適な一本です。
デザイン面も魅力的で、黒と灰色を基調とした落ち着いたグリップに、金色のレンズが映える大人っぽい仕上がり。
軽量木材ラケット
スワット
スワットは、7枚合板ながら85gと軽量に仕上げられたラケットです。
特徴は、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる万能性。
攻撃ではしっかり威力が出せ、ブロックや台上処理も非常にやりやすく、特定の弱点がほとんどありません。戦型を問わず、多くのプレーヤーにフィットする数少ないモデルです。
さらに、これだけの性能を持ちながら価格は5,000円台。コストパフォーマンスの高さも魅力です。


オールラウンドエボリューション
5枚合板の超ロングセラーラケット。発売以来、多くのプレーヤーに選ばれ続けています。
選ばれる理由はやはり扱いやすさ。卓球を始めたばかりの初心者から、中学・高校生の成長段階まで安心して使える性能を持っています。
板厚は5.5mmと薄めで、重量も約80gと軽量。振り抜きやすさとコントロールのしやすさが大きな魅力です。
デザイン面でも完成度が高く、木材の茶色いグリップに明るい赤いラインを配置。さらに赤と銀のレンズが映えて、流行に左右されない落ち着いた美しさがあります。
とにかく軽いラケット
ここからはとにかく軽いラケットが知りたい!っていう人向けです。
軽くて柔らかいバルサ材を使用したラケットを紹介します。
バルサ材を使ったラケットは、打球感が独特で好みは分かれると思います。
柔らかいんだけど、球持ちはあまり良くなく回転をかけるのにはコツが入ります。
けど、弾みは意外とあって、速いボールが打てます。
ブラックバルサV 7.0
ブラックバルサは、木材3枚に柔らかいグラスファイバーを組み合わせた構成で、重量わずか56gという驚異的な軽さを誇ります。
一方で、板厚は8.0mmとしっかり厚め。軽量ながらも威力を確保できる設計になっています。
打球感は独特で、柔らかさを感じつつも厚みのおかげで手に嫌な響きが少なく、前にスッとボールが飛んでいく感覚。
デザインも特徴的で、名前の通り黒を基調としたクールなルックスが魅力。
中国式ペンもあるので、裏面にチャレンジしたい人にもオススメです!
バーサル
バーサルは、重量65gと非常に軽量でありながら、板厚8.0mmの設計によってしっかりと威力を発揮できるラケットです。
特筆すべきは、グリップ内部にスポンジを内蔵している点。徹底して軽量化にこだわっていますね。
柔らかいバルサ材を使用している割には、打球感は意外とハード。軽量ラケット特有の物足りなさが少なく、しっかり反発力を得られるのが魅力です。
Kanter fo off
Kanter fo offは、重量68gと軽量ながらも、硬質な上板とアウターに搭載されたTXLファイバーによって高反発なラケットに仕上がっています。
バルサ材ラケットにありがちな物足りなさを感じさせず、しっかりと威力を出せるのが特徴。
さらに、黒い上板とグリップのデザインがクールで、見た目の満足感もありますね。
- 粘着ラバーを組み合わせてプレーしたい人
- 中ペンで裏面打法に挑戦したい人
は是非お試しあれ!
軽量ラケットで試合に勝てる理由


「サーブが浮く」
「ブロックが飛びすぎる」
「台上が安定しない」
それ、技術じゃなくて“用具の重さ”のせいかもしれません。
ラバーやラケットを軽量化してから、私は繊細な技術が格段にやりやすくなりました。
ここでは、軽量ラバーにすることで感じた具体的な変化を、技術ごとに紹介します。
スイングが安定する
軽くすると、とにかくスイングが「自然」に振れるようになります。
無理に力を入れなくても良くなる分、フォームが崩れず、狙った回転やコースが安定して出せるようになりました。



軽いと、フォームが崩れないし、プレーに安定感が出てきたよ
台上がやりやすい
ツッツキやストップなど、台上での繊細な操作は重い用具だと勝手に弾んでいくわ、力みやすいわで安定せしません。
ラケットを軽くすることで、力みが減り、コントロールミスが明らかに減少しました。



技術不足は軽い用具で補おう!
ブロックが安定する
ブロックは、ラケット重量があると、切り返しで力んだり、ワンテンポ遅れたりして、コントロールが難しくなります。
でも軽量化してからは、驚くほど自然にブロックできるようになり、なんならコントロールして狙ったところにブロックできるようになりました。
ブロックで一本凌いで、守備から得点につなげるパターンが増えました。
サーブが出しやすくなる
実は一番驚いたのがサーブです。軽くしてから、「思い通りのサーブ」が出るようになりました。
手首を使いやすくなったし、スイングが速くなることで回転量も増えました。また、モーションをつける時も、ラケットのスイング方向を素早く変える必要があり、軽いラケットの方が明らかにやりやすかったです。
ラケットを軽くする小技
ラバーで調整する
貼るラバーの種類によって重量は大きく変わります。ラケットを更に軽くしたい人はラバーも見直してみましょう。


ラケットを削る
一昔前はよく行われていた方法。やすりで少しずつ削ることで軽量化できます。
ただし、削りすぎると元に戻せず、打球感やスイートスポットの位置が変わるリスクもあります。あくまで慎重に行うのがおすすめです。
サイドテープをグリップエンドに貼る
サイドテープやパワーテープをグリップエンドに貼ると、重心が手前に移動します。
結果としてラケットを振ったときに軽く感じやすくなります。
接着剤を薄く塗る
ラバーを貼る際の接着剤の厚みで、両面合わせて1〜2gほど変わります。ラケットを軽く仕上げたいなら、なるべく薄く塗るのがポイントです。
まとめ|軽量ラケットで卓球は変わる
重さに我慢して合わせる必要はありません。
いまは軽くても高性能なラケットが数多く存在します。
本記事で紹介したモデルや裏技を参考に、ぜひ自分のプレースタイルに合う一本を見つけてください。



かるラケ最高!
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