「振り遅れる」「すぐ疲れる」「ラリー後半で体がもたない」
そんな悩みを感じながらも、高性能なラバー=重くても仕方ないと、ずっと使い続けていました。

強い人はみんな重いラバー貼ってるもんね



でも振り切れなかったら逆効果だよ
実際、性能の高いラバーほど、回転・弾みを出すために“重量が重くなりがちなんです。
でも、それが原因でスイングが遅れたり、体力を消耗したりして、
本来の技術が活かせていないとしたら、、、それは、かなりもったいない話です。
私自身、ラバーを軽くしたことで以下のようなメリットを感じました。
- 疲れにくくなった
- 繊細なタッチが必要な台上処理、ブロックが安定した
- スイングが安定して、ミスが減った
この記事では、そんな私の実体験をもとに、以下を解説していきます。
- なぜ軽量ラバーにすると勝てるようになるの?
- 軽量で性能も高い、おすすめラバー5選
- とにかく超軽量なラバー5選
- 軽量ラバーに合わせるのはどんなラケットが良い?
軽いラバーは妥協じゃない。ちゃんと勝ちに行くための戦略です!
オススメ軽量ラバー5選
ただ軽いだけじゃ物足りない!ラケットは軽くしたいけど、性能を落としたくない!
そんな人に向けて、軽量だけどハイスペックなラバーを紹介します。
ラバー名 | ラバー重量※ |
---|---|
テナジー05 | 71g |
ラクザ7 | 70g |
ディグニクス80 | 67g |
ラクザXソフト | 57g |
テナジー80 | 65g |
※ラバー重量は、パッケージから出した後の、ラバーカット前重量。厚さは特厚
テナジー05
最近の高性能ラバーって、正直めちゃくちゃ重いものが多いんですよね。
でもテナジー05に関しては、「あれ?思ったより軽いかも」と感じました。ディグニクス系や粘着系と比べると、ラケット重量が2〜3gほど軽くなり、明らかに振りやすかったです。
特に、フォア面にディグや粘着を使っていて、性能を落としたくないけどラケットを軽くしたい!
そんな人はまず初めにテナジー05を試してみて下さい。


ラクザ7
ラクザ7は昔からあるラバーですが、改めて使ってみると安定感が抜群ですね。
尖った性能はないけれど、バランスが良くて、回転をかけたりミートをしたり、ブロックで止めたりと色々な技術がやりやすいのがこのラバーの良いところ!



バック面にオススメ
ディグニクス80
ディグニクス80ってあまり話題にならないんですが、個人的にはかなり穴場のラバーだと思ってます。ディグ05や09Cに比べると、軽量なうえ、クセがなくてバランスが良いラバーです。
ディグや粘着ラバーを使っている中上級者で少しラバーを軽くしたいなら、オススメできる選択肢です。
ラクザXソフト
「ソフトって書いてあるラバーって飛ばなそう…」って思いますよね?でもラクザXソフトは、打ってみるとけっこう弾むし、グリップ力が強く強烈な回転もかけられます。
中上級者だと、フォア面では物足りなさを感じるかもしれませんが、バック面なら万人にオススメできます!



ソフトだけど、威力は抜群!
テナジー80
テナジー80は、今ではあまり使っている人を見かけませんが、昔は、一流選手たちがこぞってバック面に使ってました。
直線的な軌道だけど、回転もしっかりかかるラバーです。なんといってもバックハンドの名手、張継科がバック面に使用していたラバーで性能は十分。
最近のラバーの中では軽量で、特にバック面用に軽量ラバーを探している人は試して下さい!
とにかく軽いラバーを探してる!超軽量ラバー3選
今度は、性能は多少落ちても良い、ハイスペックじゃなくても、とにかく超軽量ラバーを探している人に向けてオススメラバーを紹介します。
ラバー名 | 重量※カット前 |
---|---|
ヴェガヨーロッパ | 58g |
エクステンド | 60g |
ファスタークS1 | 61g |
ヴェガヨーロッパ
XIOM一番の大ヒットラバーのヴェガヨーロッパ。
超軽量でジュニアや女性にも扱いやすいラバーです。
それでいてトップシートが優秀で、回転がしっかりかかります。
私も裏面打法を覚えたての時に使用していましたが、回転量でオーバーミスを誘えるくらい回転がかかります。
ファスタークS1
柔らかいラバーでミートやスマッシュがやりやすい。回転はそこそこ。
バック面でミートを多用する人なら、オススメです!
エクステンド
昔はこのラバーにグルーを塗って金属音を楽しんだものです。。。
スポンジが柔らかく、重量も軽め。それでいて回転もほどよくかかります。
ハイスペックラバーとは言えませんが、その分扱いやすく、プレーが安定します。
柔らかいラバーなので打つと金属音がするので、楽しいですよ。
ラケットを軽くしたらプレーが変わった


かつての私は、「高性能なラバー=重い」と信じていました。周囲の上級者が使っていた用具に憧れ、自分にも合うかどうかを考えずに重い用具を選び続けていたのです。
気づけば180g超え…ラケットが振れない日々
練習量が減ったことで、今までと同じ用具が扱いづらくなっていると気づきました。180gを超えるラケットを振っていても、スイングが明らかに遅れる。試合中の後半になると、腕が重くなってブロックや切り返しが思うようにできなくなっていたのです。
にもかかわらず、用具を見直すことはせずに、筋トレでなんとかなると思い込んでいました。
ラケットの総重量を見直してみた
意を決して、ラバーとラケットを軽量なものに変更。180g → 172gにしたことで、感覚がガラリと変わりました。
軽くしたことで実感した3つの変化
- スイングが速くなり、自然と威力が上がった
- フォームを崩さずに、安定してスイングできる
- 切り返しが速くなり、前陣でプレーできる
本来の技術を発揮するための“調整”だったと今は思います。
振り切れることで見えてきた本当の安定感
ラケットが軽くなることで、振り遅れや力みが減り、ボールタッチの繊細さが戻ってきました。ブロックや台上技術にも余裕が生まれ、以前よりもプレー全体の安定感が上がったのです。
あのとき、「軽い=飛ばない」と決めつけずに試してみて本当に良かったと思います。
なんとなく重いラケットを使っている人は、考え直した方がいいかも…
なぜ軽量ラバーで勝てるようになるのか?


「サーブが浮く」
「ブロックが飛びすぎる」
「台上が安定しない」
それ、技術じゃなくて“用具の重さ”のせいかもしれません。
ラバーやラケットを軽量化してから、私は繊細な技術が格段にやりやすくなりました。
ここでは、軽量ラバーにすることで感じた具体的な変化を、技術ごとに紹介します。
スイングが安定する
軽くすると、とにかくスイングが「自然」に振れるようになります。
無理に力を入れなくても良くなる分、フォームが崩れず、狙った回転やコースが安定して出せるようになりました。
軽いと、フォームも崩れないし、プレーに安定感が出てきたよ
台上がやりやすい
ツッツキやストップなど、台上での繊細な操作は重い用具だと勝手に弾んでいくわ、力みやすいわで安定せしません。
ラケットを軽くすることで、力みが減り、コントロールミスが明らかに減少しました。
技術力不足を軽い用具で補おう!
ブロックが安定する
ブロックは、ラケット重量があると、切り返しで力んだり、ワンテンポ遅れたりして、コントロールが難しくなります。
でも軽量化してからは、驚くほど自然にブロックできるようになり、なんならコントロールして狙ったところにブロックできるようになりました。
ブロックで一本凌いで、守備から得点につなげるパターンが増えました。
サーブが出しやすくなる
実は一番驚いたのがサーブです。軽くしてから、「思い通りのサーブ」が出るようになりました。
手首を使いやすくなったし、スイングが速くなることで回転量も増えました。また、モーションをつける時も、ラケットのスイング方向を素早く変える必要があり、軽いラケットの方が明らかにやりやすかったです。
まとめ|軽さは妥協ではなく、勝つための用具選び
強いラバー=重いラバーではない
重い用具こそ最強”という思い込みが、自分のパフォーマンスを下げていることがあります。
プロと同じ道具を使う前に、自分のスイングスピードや筋力に合った“適正な重さ”を考えてみましょう。
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