ペンホルダーのメリット3選:シェークには無い強みで唯一無二のスタイルへ!


「なんとなくペンホルダー使ってるけど、裏面も振ってるし、正直シェークとやってることが変わらない・・」
そんなふうに、シェークのマネをするだけのちょっと残念なペンホルダーになってませんか?

せっかくペンホルダーを使ってるんですから、シェークにはない特徴を最大限活用して、唯一無二のスタイルを作りましょう。

ペンホルダーはフォアハンドが強いと思われていますが、実はバックハンドの多彩さがフォアハンドを活かす生命線になっています。加えて、手首と指を自由自在に動かして台上技術で差をつけられます。これらのメリットを活かしてどのように試合を有利に進められるのか、解説します!

この記事の内容

  • バックハンドに強さが光る?!(裏面、ショート)
  • 台上こそペンの最も輝ける舞台
  • ペンの希少性

バックハンドに強さが光る!(裏面とショート)

ペンホルダーは裏面とショートの両方を使えます。
この二つの打法はいずれも強力な武器ですが、どちらも使えることによる相乗効果もあるので両方使えるようになりたいです。

裏面打法

裏面はシェークのバックハンドと似ていますが、ちょっと違います。
・ナチュラルに横回転が入る。
 ペンの裏面打法は横回転が自然と入るのが特徴です。チキータやドライブはバウンドしてからボールが曲がる。
特にチキータでは、手首を最大限に活用して横下回転チキータもできる。


・コースがわかりにくい。
シェークと比べるとボールの外側を捉えやすく、シェークとはちょっと違うスイングになる。しかも横回転が入っているので、バックサイドのボールが思ったよりもサイドを切ったり、フォアストレートのボールが曲がってきてフォアミドルになったり、ちょっと予想から外れたボールが出せる。

ショートは若い人で使っている人は少ないですね。ショートは攻撃には向きませんが、その代わり回転に変化をつけやすく、チャンスメイクはしやすいです。

ショートのメリット
・変化をつけやすい。
ショートは裏面と比べると回転量が少ないが、ナックル気味に返球したり、横回転ショートにしたりと、回転の変化をつけやすい。長短の変化もつけやすく、ストップ性のショートもできる。

・安定して打ちやすい。
強い回転やスピードを出すことが難しいかわりに、ミスなく安定して返球できる。体の正面から外れたボールでも面を出すのが容易なため、バックサイドからフォアミドルまでカバーすることができる。

ナックルショートやカットブロックとか、ショートっていやらしいから、苦手なんだよね。

裏面とショートは異なる特徴をもち、球質の違いが生まれます。相手は、直前まで裏面とショートのどちらかを判断できず、フォアにボールを集めたくなります。
そうなってくるとフォアにボールが集まってきて、フォアハンドで決めるチャンスが出てくるんです。

ここで、参考までに私の裏面とショートの使い分けを紹介します。

私の場合、
基本は裏面で全てのボールに対応。
相手が後ろに下がった時に、ショートで前に止めたり、相手が飛びつきや回り込みで大きく動いた時に横回転ショートで翻弄する。


ツッツキに対して、相手がループドライブをしてきた時に、ショートでカットブロックをする。(ループ系のボールの方が変化はつけやすい気がします)


あと、レシーブもチキータを多用するが、たまにナックルプッシュを使用(結構効きます)

対戦相手によって変える時もあります。
ラリータイプや相手が若い選手の場合は、ナックル気味のショートが抜群に効くことが多いです。

ショートのナックル、横回転、裏面の強烈な回転、、色々ありすぎて対応できないよ。。

バックの多彩な球種はシェイクには無いペンのメリットだね。

台上こそペンの一番輝ける舞台

ペンホルダーの最大の特徴は、手首の自由な動きと指の力を活用できる点にあります。

台上では、ラケットを縦に持つことが可能となり、これにより台上ではボールに早く到達できます。

また、手首を自由に動かせるため、逆モーションなどを入れやすいです。

指の力を使ってラケットの面を微妙に動かすことができるのも、ペンホルダーの大きな利点です。

これにより、面の角度を細かく調整することができ、ほとんど同じモーションで、ストップやフリックなどの技術を駆使することができます。

それぞれの台上技術におけるペンのメリットを記載してみます。

・フリック
手首と指の力を使ってラケットのスイングスピードを出すことが出来て、攻撃的なフリックができる。昔のペンホルダーの選手だと江加良選手などの選手が得意としていました。
シェークと比べると、ストレートにもフリックしやすいです。

・チキータ
手首を最大限に使い、横、横下回転の回転量の多いチキータができる。

・ストップ
ラケットを縦に使うことができ、ボールに早く到達できる。ミドルもラケット面が出しやすい。

・ツッツキ
手首や指の力を使って、回転をかけられる。

ペンホルダーのメリットを改めて感じていただけたでしょうか?
初中級だと台上技術はそこまで重要ではありませんが、レベルが上がるにつれて、台上技術の重要性が出てきます。

そもそも希少であることがメリット

ペンホルダーは残念ながら減少傾向にあります。
ジュニアの県予選の試合を見ても、ペンは全くいませんし、やっと見つけたと思っても女子でペン粒。。。
寂しいですが、これから先もどんどん減少していく事でしょう。


しかし、別にペンホルダーが不利な訳ではありませんし、この記事で説明してきた通り、シェークには無い特徴もあります!
それらを十分に活用していけば、シェークとは一味違うスタイルを作り上げることができるはずです。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ペンホルダーが減っていくなか、ペンホルダーの皆さんには自信を持ってプレーをしていただきたいです。そのためにこの記事が少しでもお役に立てれたら嬉しいです。


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