「もっと自分に相応しい最高の用具があるんじゃ無いか?」
最高の用具を探し求め、気がつけば用具沼にどっぷりハマっていました。毎回新しいラバーやラケットを試すたびに、「今度こそは!」と思いつつ、何かが物足りない気がしていたんです。でも、ある日、気づきました。これは恋人と同じで運命の相手なんていないんだと。
今回は、私がどのようにして用具沼から脱出し、心から満足できる用具にたどり着いたのか、その4つのステップをお伝えします。
目次
1.コーチに決めてもらう
2.変えた理由をメモしておく
3.戦いの刻印を刻む!
4.思い出の詰まったラケットを手にいれる
1. コーチに決めてもらう
最初に行き着いた解決策、それはシンプルに「コーチに決めてもらう」ことでした。コーチは私のプレースタイルや技術レベルをよく知っているので、迷わずに的確な用具をアドバイスしてくれます。それにアドバイスをしてもらって変えた用具なら、変えた時にちょっと罪悪感があり、用具変更の障壁になってくれます。
プロに任せる安心感は、用具選びで迷走する時間を大幅に減らしてくれます。
オススメされた用具を変えたら、なんか気まずい。コーチごめん!
用具を変えにくい環境を作るのは大事だよね。
コーチがいない!という人はこれを機にレッスンを受けてみるのもアリ。
用具についての深い考え方も聞けるし、用具以外にもたくさんの発見があってより一層卓球の深みに連れて行ってくれますよ。
それに年齢を重ねるとモノを教えてくれる人が周りから居なくなってきます。純粋に自分に教えてくれる人のありがたさを思い出すこともできます。
2. 変えた理由をメモする
それでも、新しい用具に目移りしてしまうのは、人間の性かもしれません。そこで次に試したのは、用具を変える理由をメモしておくという方法。ラケットを変える前に、なぜそのラケットを変えたいのかをメモするんです。すると、書いているうちに「本当に変える必要があるのか?」と自問自答するようになり、結果的に衝動的な買い替えを避けることができました。このプロセスを経ることで、自分の選択に自信を持てるようになりました。
3. 戦いの刻印を刻む
ラケットに秘密のマークを刻むことで、ラケットがただの道具ではなく、あなた専用の「戦うための武器」として生まれ変わります。
私は高校生の頃、県大会で5回戦に進むこと(=ベスト16)を目標としており、1回戦、2回戦と進むことにラケットに正の字を刻みました。3年間で正の字を完成させることを目標にしていましたので、それまではラケットを変えようなんて発想はそもそも起こりませんでした。それに、そのラケットは今でもフリマで売ったりせず、大事に保管しています。
「戦いの刻印」は、試合で自分を奮い立たせるためのモットーや座右の銘、憧れの選手の言葉などを刻むことです。さらに、ラッキーナンバーや自分だけのパワーシンボルを秘密のマークとして加えることで、ラケットは特別な存在となり、あなたのプレースタイルにも一層の自信が湧くはずです。このように愛着の儀式**を通じて、ラケットと深い絆を築くことが、用具沼から脱出するための最強の方法のひとつです。
4. 思い出の詰まったラケットを大事に使おう
思い出の詰まったラケットはお金には変えられない価値がありますよね。。例えば、好きな人から譲り受けたラケットや、大会での思い出が詰まった用具は大切にしたくなります。私はある日、大会で使っていたラケットが今のプレースタイルに合わないと感じましたが、そのラケットで勝利した思い出や先輩や後輩との思い出が忘れられず、結局使い続けることにしました。このような思い出や感情が、用具との強い絆を生んでくれるんです。そのためにはまず長く使う習慣がないと何ですけどね。
まとめ
これらの4つのステップを実践することで、用具沼から抜け出し、ラケットを「ただの道具」ではなく、「戦うための相棒」として扱えるようになります。特に、愛着の儀式を行うことでラケットに特別な意味を持たせ、長く愛用するための強力なきっかけを作ることができます。結果的に、試合でのパフォーマンス向上にもつながり、心から満足できる用具を手に入れることができるでしょう。