こんにちは、たくぼーです!卓球で効率的に強くなるには、自分の特徴を活かした戦型を見つけることが重要です。けど、自分に合った戦型をどうやって見つけたら良いかが分からず、特徴の無いプレースタイルになってしまう人は多いですよね。
この記事では、私の身近な人で、「この人、効率的な戦型だな」と感じる人を紹介して、更に効率的だと感じた戦型を3つ紹介し、その人たちがどうやってその戦型に辿り着いたのかを解説していきます。
効率的で強い戦型の例
表粒と変化サーブで体力をカバーする戦型
Hさん(シェーク F表、B粒)
バックに粒高を貼り、相手にツッツキやループドライブをさせて、それをフォア表ソフトで決定力のある角度打ちで狙います。サーブは回転量の多いロングサーブを多用し、相手を台から下げて粒高で前後に揺さぶり主導権を握るのもポイントです。
粒高と表ソフトの組み合わせにどうやって辿り着いたんだろう?
Hさん
卓球を始めた時は両面裏ソフトで始めましたよ笑
けれど、私は身体能力は低く、威力のあるドライブは打てないし、高速ラリーもついていけない。裏裏の攻撃マンには向いていないとスグに分かりました。
それでバックに粒高を貼り、自分のペースに持ち込める戦型を作り上げました。ドライブを打ってもカウンターされるだけなので、表ソフトで角度打ちをするようになりました。
チャンスメイクのためにロングサーブを多用して3球目は粒で短く止めるか、フォアでミートするかというスタイルに変更しました。
体力に自信が無くて、それを補うために戦型を工夫して行ったんだね
ラリー型:中陣で安定感を武器にする戦型
Aさん
私は身長が高く体が大きいという特徴があります。その特徴を活かそうと思った時に、中陣でラリーをするタイプに行きつきました。サーブはロングサーブや上回転を多用し、ラリーに持ち込むのが特徴です。
初めは色々な技術を満遍なく練習していましたが、卓球を続けているうちに、自分がラリー戦に強いということを自覚しました。
そして、ラリーに持ち込むためのサーブやレシーブを磨いていき、今のスタイルになりました。
僕は身長が低いし、中陣でのラリーは難しそう。
自分の体に合った卓球を作っていくことが大事だね
自分が得意なことが分かったら、何を練習すれば見えてくるので、
効率的に強くなれるよ。
ひたすらサーブが上手い努力型プレイヤー
Sさん
私の戦型の特徴は、サービスエースが他の人よりも多いことです。順横回転サーブを中心に、回転量やコース、長短の使い分けを工夫し、相手のミスを誘発します。1セットに3点以上をサービスエースで稼ぐことも珍しくありません。
サーブだけで点を取れるなんて羨ましい!
どうしてこんなに上手くなったの?
Sさん
練習環境が整っていなかったから、一人でもできるサーブ練習に充てる時間が自然と長くなったんだ。高校生の時には1日2時間はサーブ練習をしていたかな。その結果、サーブだけが突出して上手くなったんだ。
「お前、サーブだけだね」なんて冗談で言われるけど、試合には勝ちやすいよ。
やっぱ卓球でサーブは重要。サーブが強ければ、後は3球目の練習さえしておけば試合では勝てる。レシーブも限定できるから、練習メニューは絞り込めるし、効率的に強くなりたいならサーブから練習すべきだよ。
効率的に強くなりたいなら、まずはサーブ練習が重要ってことだね
ここからは逆に効率が悪いと思った戦型です。
一発屋:強打の威力に頼る戦型
一発の強打で勝負する戦型は、威力が高く試合を動かせる場面があるものの、成功率が低い場合に勝率が安定しない課題があります。
一発屋の戦型って、見た目はすごく派手だけど、勝つのは難しいの?
入るかどうかが運次第になりやすいんだ。試合後の反省も『あの一発が入っていれば……』で終わってしまうことが多く、一向に強くなれないんだ・・・
この戦型は、練習で威力を高めることに集中しがち。威力は上がっていきますが、ボールの安定感がなくサイコロを振っているような感じです。いつまで経っても同じ理由で負け続けます。
あれもこれもなオールラウンダー
特に考えもなく練習をしていると辿り着く戦型。特に得意技術がないため、練習や試合が漠然と進む戦型です。
本来、戦術とは相手の苦手と自分の得意をぶつけるものですが、自分の得意がよく分かってないので、相手の苦手なところが見つかるまで戦術が立てられないのがデメリット。
何をやらないかを決めることが重要で、自分が得意だと思う技術を見つけ(自分でそう思っていればOK)、その技術を集中して練習することが重要です。
ただ入れるだけの人、ロビングマン
この戦型は、ひたすら相手の攻撃を返球し続ける守備型のスタイルです。一見すると「ミスをしない」という卓球の基本を守っているように思えますが、実際には効率が悪く、限界が早く訪れる戦型です。
相手の攻撃に対応することに集中するため、試合中の動きが非常に多くなります。その結果、高い身体能力や膨大な練習量が必要になりますが、それに見合った勝率を得るのは難しいのが現実です。特に甘いロビングでは、相手がミスをしてくれないため、自分から試合を動かす手段がなく、一方的な展開になりやすいです。
守りだけでも強い人っているけど、やっぱり効率が悪いの?
初中級者レベルまでは、何なら勝ちやすい。でも、それ以上のレベルでは相手も攻撃のパターンも増えて、それに全て対応するのは不可能になってくるんだ。
さらに、この戦型は、ダブルスのパートナーに嫌われる傾向があることでも知られています。全てのボールを受け止めるだけで攻撃を一切しないため、相手にとっては楽に展開を進められ、自分のパートナーにも負担をかけてしまうのです。
まとめ
この記事では、効率的に強くなるための卓球戦型について解説しました。重要なのは、自分の特徴や課題を理解し、それを活かせる戦型を選ぶことです。
自分に合ったスタイルを見つけることで、練習の効率が向上し、試合での成果も大きく変わります。ぜひこの記事を参考に、自分の戦型を見直し、卓球をさらに楽しみながら強くなりましょう!