「卓球は相手より1本多く返せば勝てる競技。ならば、弾まないラケットを選んだほうがいいのでは?」
でも、弾むラケットの方が威力が出ていいんじゃないの?
そう思うよね。でも、実際の試合では威力がポイントに繋がることって少ないんだ。
私自身、試合動画を見返してみたら「威力で得点した場面はゼロ」でした。
これまでなんとなく高級素材ラケットを使ってましたが、なんだかメーカーのカモになっているきがしてきました。。。
試合で勝ちやすいのはむしろ弾まないラケットでは?
そこで選んだのが「スワット」。
実際に試打してみて、弾まないラケットのメリットを十分に感じました。
この記事では、
弾むラケット vs. 弾まないラケットの違い
なぜ弾まないラケットのほうが試合で有利なのか?
これらを詳しく解説します。
弾むラケットの落とし穴

でもさ、プロってみんな弾むラケットを使ってるよね?
それは高い技術力があるからね。アマチュアの場合、不利なことが多いよ
弾むラケットのデメリット
- ミスが増える
自分が攻撃した時に狙った場所に行かずにミスしやすくなります。 - ブロックが難しい
勝手に飛んでいくので、飛ばさないようにするのが難しい - 台上プレーが不安定になる
ストップやツッツキが浮いてしまったり、台から出たりして、やりたいプレーができない。
弾むラケットは、攻撃するときにスピードが出て爽快感こそありますが、それ以外にいいことはありません。。
卓球って小学生が大学生に勝ったりするよね。つまり、力やスピードってそこまで重要じゃないのでは??
その通り!
今一度コントロールの重要性を考えて欲しいな。
試合動画を分析して分かった、弾まないラケットの有利性

けど、まだ証拠不十分だな。弾まないラケットを使う気にならないよ
じゃあ、よこたくの試合動画を見ながら検証してみようか
よこたく(中級者)の試合を分析
3-0で勝った試合(相手は関東1部校出身レベル)
0-3で負けた試合(全日本出場レベル)


試合分析で分かったこと
・勝った試合
自分の好プレーが少しだけ多い
相手の凡ミスが非常に多い
・負けた試合
相手の好プレーは変わらない
自分の凡ミスが多い
考察
グラフの中で目立つのは、「相手の凡ミス」、「自分の凡ミス」の箇所です。
3-0で勝った試合は相手の凡ミスの方が多く、自分が凡ミスをする前にラリーがおわっった回数が多かったと思われる。
好プレーのうちスピードドライブでの得点は7%。スピードドライブを打ったが決まらずに失点したのは1%に満たなかった。
結論
・相手の凡ミスが多ければ勝つ、逆に自分の凡ミスが多いと負ける。
・自分の好プレー、相手の好プレーは、勝敗には影響しないし、スピードドライブの威力不足による失点は1%未満
レベルによって円グラフの形は変わってくると思いますが、よこたくにとって一番重要なのは「好プレー」を増やすことではなく、「凡ミス」を減らすことです。
皆さんも自分の動画を分析してみてね
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➡ 試合動画の撮り方と、活用方法について(準備中)
自分の凡ミスを減らしたいなら、コントロールに優れた弾まないラケットの方が良いでしょう。
弾まないラケットを使ってみた

実際に弾みを抑えたラケットを試打していくよ
・ドライブ
しっかり振らないと威力が出ないが、木材ラケットは全般的に軽量でスイングスピードは出しやすい。
安定してドライブが打てるし、狙った箇所に打てる感覚があり、アウターラケットより厳しいコースに打てるようになった。
・ブロック
ブロックした時に手に響く感覚があり、しっかりと威力を吸収してくれているのが分かる。ラケットに当たりさえすればとりあえず返球できる安心感がある。
・台上技術
ストップが短く収まりやすい。ツッツキも低く鋭いボールが出る。
勝手に飛んでいかないので、回転をかけやすい。
・スマッシュ・ミート打ち
手に響く感覚があり、ミートの感覚が良くなった。
➡ スワット(SWAT)の詳細レビューはこちら(準備中)
結論!勝ちたいなら弾まないラケット!
この記事の中では、実際の試合での凡ミスの多さをデータで表し、凡ミスの量が、勝敗を分けることをお伝えしました。
そして、凡ミスを減らすなら、コントロール性の良い、弾まないラケット(木材5枚、7枚)を選ぶのが正解です。
私が試打したスワットは弾みが抑えられコントロール性能が高く、攻撃力も両立された良いラケットです。値段も安く、気軽に試してみてはいかがでしょうか。