インナーフォースレイヤーZLCは、2015年に販売されてからこれまでずーっと人気のラケットです。高反発ながら、しなやかで回転がかけやすいのがロングヒットの理由です。
僕の周りでも使っている人たくさんいるよ。
超高性能なラケットの割には、扱いやすさも兼ね備えていて、たくさんの人にぜひ試して欲しいラケットです。
この記事では、インナーフォースレイヤーZLCの特徴や使用感、適したプレースタイル、ラバーの組み合わせについて詳しく解説していきます。
●この記事でわかること
- インナーフォースレイヤーZLCの特徴は?
- 相性の良いラバーは?
- 他のラケットとの比較
- どんな人にオススメできる?
▶ 結論:インナーフォースレイヤーZLCは威力が出るうえに扱いやすい、初心者から上級者オススメできる!
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基本情報と選ばれる理由
「柔らかい打球感 × 高反発」
その両立を高次元で実現したのが、バタフライの人気モデルインナーフォースレイヤーZLCです。
インナー構造とZLカーボン素材の組み合わせにより、台上の繊細な操作感と、ドライブの威力の両方を兼ね備えています。
●基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
販売年 | 2015年 |
構成 | 5枚合板+ZLカーボン(インナー) |
板厚 | 約5.7mm |
ブレードサイズ | 157×150mm |
重量 | 平均93g |
グリップ | FL/ST/AN/CS |
2015年からのロングヒット商品だね!
重量が93g…結構重いラケットで女子には難しそうね
● インナーZLCならではの打球感と威力
ZLC素材は反発力が高い素材ですが、インナー構造によって適度にマイルドな打球感に調整されてます。
- 柔らかい打球感で、回転をかけやすい
- 弾道はやや直線寄りで、打球が沈むように入る
- スマッシュや強打時にスピード・威力がしっかり出せる
- 強打はした時は抜群の威力
「ALCでは物足りないが、アウターZLCでは飛びすぎる」
そんな層にとって、インナーフォースZLCはちょうど良い選択肢になります。
相性の良いラバーは?
インナーフォース レイヤー ZLCは、ラバーの特性を素直に引き出しやすいラケットです。
しかし、「飛びすぎる」「硬すぎる」と感じるラバーもあるため、相性の良い組み合わせを選ぶことで、性能を最大限に活かすことができます。
ここでは、実際に相性の良いとされるラバーを3つに厳選して紹介します。
ディグニクス05|王道。飛びすぎず、掴んで打てる
ディグニクス05は、トップシートの食い込みと弾みに優れた“王道ラバー”です。
一般的には「少し飛びすぎる」と言われることもありますが、インナー構造のZLCと組み合わせることで、しっかりとボールを掴んで飛ばす感覚が得られます。
✔️ 中級者以上にぜひ試してほしい、安定感と威力の両立ができる組み合わせ
ディグニクス09C|圧倒的な回転性能。ただし重量注意
粘着テンション系で抜群の回転性能を持つディグニクス09C。
インナーフォースZLCの球持ちの良さと組み合わせることで、強烈な回転のドライブが可能になります。
ただし、ディグニクス09C自体が重く、インナーフォースZLCも平均93gとやや重め。
組み合わせると総重量190g超えとなることも多く、パワーに自信のある男子選手向けです。
✔️ 「とにかく回転量で勝負したい」攻撃型プレイヤーにおすすめの組み合わせ
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ファスタークG1|バック面に特におすすめの高性能ラバー
ファスタークG1は、硬めで弾きの良いテンション系ラバーです。
やや直線的な弾道が特徴ですが、インナーフォースZLCに合わせることで回転の乗った弧線が描きやすくなります。
✔️ 特にバックハンドでの安定性と威力を両立させたい方におすすめ
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【5年愛用レビュー】ファスタークG1を選び、手放せなくなった理由とは
他のラケットとの比較
インナーフォース レイヤー ZLCを検討している方は、「ALCやビスカリアとの違いって?」「ZLCってやっぱり飛びすぎるのでは?」と迷っている方が多いはず。
他のラケットと比較してみます。
ラケット | 打球感 | 球持ち | 弾み | 特徴 |
---|---|---|---|---|
インナーフォース レイヤー ZLC | やや硬め | 良い | 強い | 掴んで飛ばせる、威力と安定感を両立 |
インナーフォース レイヤー ALC | 柔らかめ | 標準 | やや控えめ | コントロール重視、しなやかな打球感 |
ビスカリア | やや硬め | 少なめ | 強い | スピードと回転を両立、コントロールは難しい |
ビスカリアとの比較
ビスカリアは言わずと知れた王道ラケット。スピードと回転のバランスが取れた名作です。
インナーフォースZLCと比べると以下のような違いがあります:
- 球離れがかなり早く、ループドライブのような“溜め”が作りにくい
- 勝手に飛んでいく感覚があり、台上処理やコントロールに苦労する
- 回転はしっかりかかるものの、「回転をかけている感覚」が薄い
それに対し、インナーフォースZLCは:
- ボールを一瞬掴むような感覚があり、回転をかけやすい
- 台上のストップやチキータも安定しやすい
- スイングをしっかり振ったときの威力と安定感が両立
✔️ 「しっかりスイングして回転量と威力を出したい」人にとっては、インナーフォースZLCのほうが扱いやすい選択肢
インナーフォースレイヤーALCとの比較
インナーフォースシリーズで一番人気なのが、このインナーフォース レイヤー ALC。
ALCの特徴であるしなやかさと食い込みがあり、球持ちに優れています。
- 回転をしっかりかけやすく、台上もやりやすい
- ボールがよく掴まり、ミスが少ない
- ただし、ZLCと比べると弾みは明確に劣る
ZLCの方が:
- 直線的な弾道で打ち抜ける
- 振った分だけボールが走る感覚がある
- 一方で、球離れは早めなので扱いやすさではALCが上
✔️ 「コントロールと回転重視」ならALC、「威力と攻撃力重視」ならZLCが向いています。
まとめ|インナーフォースレイヤーZLCはこんな人におすすめ
インナーフォースレイヤーZLCは、以下のような方におすすめです。
- 体全体を使ったスイングで、威力あるドライブを打ちたい人
- 回転とスピードの両立を目指したい中級~上級者
- アウター系の“勝手に飛ぶ感覚”が合わなかった人
- 打球感のある“掴んで打つ”フィーリングを重視したい人
派手な飛びよりも「自分のスイングで威力を出せる」ラケット。そんな武器を探しているなら、ZLCは選ぶ価値があります。