「そろそろラバー変えようかな…」「でも、どれが合うかわからない…」
そんなふうに悩み続けて、気づけば3時間、用具レビューを読み漁っていませんか?
実はこれ、“用具沼”の入り口です。
ラバー変えたいけど、G1にするか、09C、それとも09Cも気になるし…
それもう“選んでる”んじゃなくて“選べなくなってる”だけだよ
私はこれまで何度も用具変更で迷い、ラバーだけで数万円溶かした経験があります。
しかし、ある時“選び方の考え方”に気づいたことで、その無限ループから抜け出せました。
この記事では、用具変更時に迷子にならないための「選び方の軸の作り方」について紹介します。
また、選択力を高めるために役立つ書籍もご紹介するので、用具選びに自信が持てない方はぜひ最後までご覧ください。
私が陥った“用具沼”の話
かつての私は、用具を変えるたびに“良くなるはず”という期待を持っていました。
「もっと回転がかかるラバーがあるんじゃないか?」「打球感が気に入らないのはラケットのせいかも?」
そんなふうに、*「次こそ正解に出会えるはず」*という気持ちで、用具変更を繰り返していたんです。
レビューを見すぎて決めきれない
用具を変えたくなったとき、まずやるのが「レビューを読むこと」ですよね。
でも、レビューを見るほど、選択肢が増えて、かえって決められなくなるんです。
Aが良いと言ってる人もいれば、Bを絶賛してる人もいる。
結果、私は毎晩1〜2時間、YouTubeやレビューサイトを眺めては「まだ決められない…」と悶々としていました。
G1って回転がすごいって書いてあるよ!でもこっちは“扱いやすい”って…うーん…
レビューって、見すぎると逆に迷うだけなんだよね
買ってすぐ後悔 → また別の用具を探す
そしてようやく決めて買ってみても――
「思ってたより回転かからないな…」
「重くて振りにくいかも…」
「やっぱりあっちのラバーにすればよかった…」
と、すぐに後悔。そしてまた別の用具を探し始める。
まさに無限ループでした。
気づいたら「目的」を見失っていた
何度も用具を変えるうちに、**「自分はどういうプレーがしたいのか」**を完全に見失っていたことに気づきました。
これなら回転もかかるし…いや、でもコントロールも捨てがたいし…
それって“良いものを選ぼう”としてるだけで、“合うもの”を探してないんだよ
この言葉が、私の中でハッとしたきっかけでした。
そう、私の用具選びは“自分”ではなく“性能”ばかり見ていたのです。
沼る人”の特徴とよくあるパターン
用具選びにハマってしまい、抜け出せなくなる“用具沼”。
実はこの状態には、いくつかの共通パターンがあります。
ここでは、自分自身の体験や周囲のプレイヤーを通じて見えてきた“沼りやすい人”の特徴を紹介します。
性能に振り回される
カタログスペックやレビューの性能評価を見て、こう思ったことはありませんか?
スピン性能9.5!?これは回転がすごいってことだよね!?
性能が高い=自分に合う、とは限らないでしょ…
卓球用具の性能は確かに大事です。
しかし、“高性能=使いやすい”ではないという落とし穴があります。
たとえば、回転が強すぎるラバーは、コントロールが難しくなり、ミスを誘発することもあります。
大事なのは「性能を活かしきれるかどうか」なんですよね。
プレースタイルが定まっていない
「攻撃型なんだけど、守備も捨てたくない」
「前陣も後陣もやるし、ラリーもカットもしたい」
そんなふうに“あれもこれも”を求めると、用具の選択肢が広がりすぎて選べなくなります。
前も後ろも対応できる万能型ラバーってないかな?
その考え方が一番危ないよ…“器用貧乏”なスタイルになるだけだよ
用具は「自分のスタイルに特化したもの」を選んだほうが、試合での安定感も出やすいんです。
比較ばかりで“決断”しない
いろいろな選択肢を比較するのは大事ですが、それに時間をかけすぎると、“決断できない状態”に陥ります。
- 比較 → 迷う → 他の情報を見る → さらに比較 → 決められない
- 決めたと思っても「やっぱりこっちのほうが良かったかも」と後悔する
これは「選択のパラドクス」とも呼ばれる心理現象で、選択肢が多いほど人は満足できなくなるということがわかっています。
え…選べる数が多いほど、幸せじゃないの?
選べるって自由そうで、実はストレスにもなるんだよ
だからこそ、自分なりの「選ぶ軸」を持つことが重要になってきます。
次の章では、その軸を作る方法を深掘りしていきます。
用具選びで大事なのは「自分を知ること」
卓球用具の世界には、魅力的なラケットやラバーが溢れています。
その中から「これだ!」という一本を選ぶには、自分に合うかどうかという視点が欠かせません。
でも、自分に合うかどうかを判断するには――
まずは自分自身を知ることが何よりも大切なんです。
まずは“どんなプレーをしたいか”を言語化する
あなたは、自分がどんな卓球をしたいか、明確に言葉にできますか?
うーん、なんとなく“攻撃的”なプレーかな…
もう少し具体的に言えるとイイね
たとえば、こんなふうに言語化してみましょう:
- 「下回転からのループドライブで先手を取るプレー」
- 「相手の速い打球をカウンターで返す前陣スタイル」
- 「ラリーを繋げて、最後にスマッシュで決めたい」
これが明確になれば、「必要な性能」も絞れてきます。
回転重視なのか、スピード重視なのか、コントロール重視なのか――。
用具に求める条件が自然と明確になるはずです。
長所・短所を整理してマッチする性能を絞る
用具を選ぶ際には自分の得意・不得意を正直に把握することが重要です。
ドライブは得意だけど、台上処理はちょっと苦手かな…
だったら、弾みは抑えめで、コントロールしやすいラバーの方が合うかもね
自分のプレーを冷静に分析することで、
「この性能は欲しいけど、これはあまり重要じゃない」
という**“優先順位”**が見えてきます。
“完璧な用具”ではなく“合う用具”を探す
誰もが「性能が高くて、扱いやすくて、価格も手頃な用具」を求めがちです。
でも、現実にはそんな“万能”な用具は存在しません。
むしろ大事なのは、完璧”ではなく“自分に合っているかです。
SNSで人気のラバーを買ってみたけど、全然合わなかった…
それって、そのラバーが悪いんじゃなくて、“合ってなかった”だけなんだよ
用具選びは、他人のレビューよりも、自分自身への理解がものを言う世界です。
だからこそ、「自分を知ること」が、用具沼から抜け出すための第一歩になります。
「選び方の軸」を作るためにおすすめの思考法・書籍
「自分に合った用具を選ぶ」と言われても、実際どうやって決めればいいのか――
それが難しいと感じる方も多いはずです。
この章では、“選ぶ力”を鍛えるためのヒントとして、
私が実際に参考にした考え方や、用具選びにも応用できる書籍を紹介します。
なぜ人は選べなくなるのか?(選択のパラドクス)
選択肢が多くなればなるほど、人は自由を感じる一方で――
実は、**「選べなくなる」「決めた後に後悔しやすくなる」**ということが分かっています。
これは心理学でいう「選択のパラドクス(選択の逆説)」という現象です。
たくぼー「いっぱい選べるって嬉しいはずなのに、なんで疲れるの?」
タク郎「選択肢が多いと、失敗したときに“他のを選べばよかった”って後悔しやすくなるんだよ」
選択肢が多い卓球用具の世界では、この“パラドクス”がまさに沼の正体と言えます。
決断力を高める読書リスト
ここでは、実際に私が参考になった「選択」「思考整理」に関する本をいくつか紹介します。
卓球とは直接関係ない本ですが、“選び方の軸”を持つことの大切さを学べる名著です。
■ 『選択の科学』(バリー・シュワルツ)
「なぜ人は選べないのか?」を心理学的に分析した一冊。
レビュー地獄にハマっている人には本当に刺さります。
■ 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート)
視点の切り替え方にフォーカスした一冊。
「他人の意見ばかり気にしてしまう」人にもおすすめ。
■ 『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
マインドを整理し、自分の本音を可視化するノート術。
「なんとなくモヤモヤして決められない」を脱出したい方へ。
用具選びにも“自分なりのルール”を持とう
最後に、私自身が実践している「選び方のルール」を紹介します。
- 新しい用具を探す前に、“何を変えたいのか”を紙に書く
- 性能ではなく「自分のプレーとの相性」を軸にする
- 比較は3つまで、それ以上は一旦選ばない
- 最後は「使ってみる」勇気を持つ
たくぼー「これって、選ぶ前に“自分会議”をするってこと?」
タク郎「そのとおり。用具選びは“戦略”なんだよ」
このように、思考の整理×自己理解×最終決断というステップを意識することで、
用具沼にハマることなく、自信を持って選べるようになってきました。
まとめ|“考え方”を変えれば、用具沼は怖くない
卓球の用具選びは、ときに“迷路”のようになります。
ラバーやラケットの選択肢は無限にあり、性能差やレビューを追いかけるほど、どれが自分に合っているのか分からなくなる…。
でも、本当に大切なのは「どれが一番スゴイか」ではなく、
「自分がどんなプレーをしたいか」と「自分に合うかどうか」です。
そして、“選ぶ力”は鍛えることができます。
- 自分のプレースタイルや長所・短所を理解する
- 何を重視するか、何を妥協できるかを整理する
- 情報に振り回されず、自分の判断軸を持つ
これらを意識すれば、用具選びは単なる迷子ではなく、**自分のプレーを磨くための“戦略”**になります。
もし今、用具選びで悩んでいるなら、
まずは自分自身を見つめ直す時間を取ることをおすすめします。
そして、選択に迷ったときは、本記事で紹介したような“選び方のヒント”をぜひ活用してみてください。
用具沼にハマっていた時期を経て思うのは、
「用具は、自分のプレーを支えてくれる“相棒”であって、答えそのものではない」ということ。
焦らず、迷いすぎず、
あなた自身のスタイルと向き合って“ベストな1本”に出会ってください。