- 毎回の紐結びから解放される、BOAダイヤルの快適さ
- 「甲が痛い」「脱ぎ履きが面倒」が実際に消えたリアルな体験談
- 買う前に知っておきたい唯一の弱点と、その対処法
体育館に着いたら紐を結んで、練習が終わったらほどいて。卓球シューズの脱ぎ履きって、地味に面倒じゃないですか?
私は長年ミズノのウエーブドライブシリーズを愛用してきましたが、思い切ってダイヤル式のBOAフィットシステム搭載モデルに乗り換えたところ、脱ぎ履きはダイヤルひと回し、フィット感は紐以上。もう紐のシューズには戻れなくなりました。
この記事では、そのミズノ ウエーブメダル8 BOAを実際に履き込んで分かったメリット・デメリットを、ウエーブドライブ9との比較も交えて正直にレビューします。
ちきりー毎回の紐結び、面倒なんだよね…。でもBOAって本当にいいの?ダイヤルで締めるだけで、ちゃんとフィットするのか不安だなぁ。



最初は半信半疑だったけど、仕組みを知ると納得だよ。紐と違って「面」で足を包むから、1点に力が集中しないんだ。実際の使用感まで詳しく紹介するね!
靴紐の締めすぎで足の甲を痛めた話【乗り換えの理由】


私はウエーブドライブシリーズを4世代にわたって使い続けてきました。1足あたり半年ほど使えるコスパの良さと、軽くて動きやすい履き心地が気に入っていて、買い替えのたびに迷わず同じシリーズを選んでいたほどです。
異変が起きたのは、4世代目のウエーブドライブ9に買い替えた直後でした。新品のシューズをしっかりフィットさせようと靴紐を強く締めた結果、足の甲に痛みが出るようになってしまったのです。
日常生活に支障が出るほどではないものの、足に力を入れるとピリッと痛む状態が続き、「この症状を放置して悪化させるのはまずい」と本気で考えるようになりました。
原因を考えてみると、思い当たったのが靴紐の構造です。紐はどうしても結び目周辺の1点に力が集中しやすく、締め方によっては甲の同じ場所ばかりを圧迫してしまいます。実際、靴紐の締めすぎによる足の甲の痛みや腱鞘炎は、卓球に限らずスポーツ全般でよくあるトラブルなんです。
「シューズの形が足に合っていないのかもしれない」「靴紐という仕組み自体を変えたほうがいいのかもしれない」——そう考えて行き着いたのが、ダイヤルを回してワイヤーで面全体を締めるBOAフィットシステムでした。



甲の痛みって地味につらいよね…。プレー中もずっと気になっちゃうし。



そうなんだ。足は卓球の土台だからね。痛みをかばうとフットワークも崩れるから、早めの対策が大事だよ。
ウエーブメダル8 BOAとは?スペックと価格


ウエーブメダル8 BOAは、ミズノの看板シリーズ「ウエーブメダル8」にBOAフィットシステムを搭載した2026年の新モデルです。主なスペックは以下の通り。
| 品番 | 81GA2692(ネイビー×ギャラクシーシルバー) |
| 定価 | 17,600円(税込) |
| 実勢価格 | 13,000〜16,000円前後 |
| 公称重量 | 約285g(26.0cm片方) |
| サイズ | 22.5〜28.5cm |
| 足幅 | 2E相当 |
| 主なテクノロジー | BOAフィットシステム/MIZUNO ENERZY NXT/ミズノウエーブ |
ミッドソールには反発性に優れた新素材「MIZUNO ENERZY NXT」を採用。ベースのウエーブメダル8はトップ選手もテスト段階から着用したモデルで、そこにダイヤル式のBOAを組み合わせたのがこのシューズです。ちなみに私はネットで購入しました。普段からミズノのシューズを履いていてサイズ感が分かっていたので、いつも通りの26cmを迷わず選んでいます。
卓球シューズ全体の選び方やおすすめモデルは、卓球シューズの選び方とおすすめモデル10選で詳しく解説しています。
BOAフィットシステムの仕組み|紐と違い「面」で締める


BOAフィットシステムは「ダイヤル」「レース(ワイヤー)」「ガイド」の3つのパーツで構成されています。かかとを合わせてダイヤルを回すと、レースが均等に巻き取られて、甲全体を面でじわっと包み込むように締まっていく仕組みです。
靴紐との一番の違いは、力のかかり方です。紐は結び目周辺の1点に力が集中しやすいのに対し、BOAは締める力が甲全体に分散されるため、同じ場所だけが強く圧迫されることがありません。私がBOAを選んだ最大の理由がまさにここでした。
しかもダイヤル式なので、締め具合をミリ単位で微調整できます。「毎回同じ締め加減を再現できない」という靴紐の弱点も、ダイヤルなら回した分だけ確実に締まるので解消されます。



へぇ、点じゃなくて面で締めるんだ!それなら甲の1か所だけ痛くなることもなさそうだね。



その通り!ゴルフやスノーボードでも定番の仕組みで、卓球ではミズノが積極的に採用しているんだ。
履いて分かったメリット3つ【甲が痛くない・クッション・脱ぎ履きが楽】


甲が痛くならない|面で締まるから1点に力がかからない
一番期待していた効果ですが、結論から言うと大正解でした。
ダイヤルでしっかり締めても、甲の1点が圧迫される感覚がまったくないんです。靴紐時代は結び直すたびに「上のほうばかりきつくなって、均等に締められない」と感じていましたが、BOAは全体に均等に力がかかるので、足を痛める心配なくしっかりフィットさせられます。
試合中に「靴の中で足が少しずれてきたな」と感じたときも、ダイヤルをちょっと回すだけで即座に締め直せます。靴紐だったら一度ほどいて結び直しですから、この手軽さは一度体験すると戻れません。
クッションが良い|踏み込んでもかかとが痛くない
履いた瞬間に「ソールが厚い!」と感じました。ウエーブドライブ9は素足感覚の薄めのソールなので、履き比べると別物です。
効果を実感したのは強打の場面です。前に踏み込んで強打するとき、ドライブ9時代は着地の衝撃でかかとを痛めることがよくありました。ウエーブメダル8 BOAにしてからは、踏み込みの衝撃をソールがしっかり吸収してくれるので、かかとへの負担をほとんど感じません。
脱ぎ履きがワンタッチ|試合の合間のリフレッシュが楽
地味に感動したのがこれです。脱ぐときはダイヤルをポンと引くだけで一気に緩み、履くときはダイヤルを回すだけ。
私は試合の合間に靴の中が蒸れるのが嫌で、以前は休憩のたびに靴紐をいちいちほどいて脱いでいました。BOAならワンタッチで脱げてワンタッチで履けるので、試合間の足のリフレッシュが本当に快適になりました。大会で1日に何試合もこなす人ほど、このメリットは効いてきます。
唯一のデメリットは重さ|ウエーブドライブ9と実測比較


いいことばかり書いてきましたが、デメリットもはっきりあります。それは重さです。手持ちの26.0cmを実際に量って比較してみました。
| 実測重量(26.0cm片足) | カタログ値 | |
|---|---|---|
| ウエーブドライブ9 | 238g | 約235g |
| ウエーブメダル8 BOA | 270g | 約285g |
その差は片足32g。ちなみにウエーブメダル8 BOAのカタログ値は285gなので、実測はそれより15g軽かったのは嬉しい誤算でした。それでも、ラケットの重量を1g単位で管理する卓球ユーザーからすると、両足で60g以上の増加は無視できない数字ですよね。
正直に言うと、練習では重さをまったく感じませんでした。ただ、いざ試合になると細かい動きがわずかに遅れて「足が重いな」と感じる場面があったのも事実です。慣れの問題かもしれませんが、重量が増えた場所が足の末端(=動かす距離が一番長い場所)であることを考えると、俊敏さを最優先するプレースタイルの人には影響があると私は思っています。



うーん、32gかぁ。フットワークに自信がない私はちょっと気になるかも…。



練習レベルなら気にならないよ。「軽さ最優先」ならドライブ9、「足への優しさ優先」ならメダル8 BOAという棲み分けだね。
BOAの不安に答える|壊れたら?サイズ感は?


ダイヤルが壊れたらどうなる?
BOAで一番よく聞かれる不安がこれです。調べてみると、破損の報告はおよそ500足に1足程度とかなり低い割合。しかもBOAのダイヤルとレースには保証があり、ミズノでも有償修理(片足のダイヤル交換で1,000円〜程度)に対応しています。「壊れたら終わり」ではないので、過度に心配する必要はありません。
サイズ感と通気性は?
サイズは普段通りの26.0cmで問題ありませんでした。ウエーブドライブ9と同じサイズ感で選んで大丈夫です(足幅はどちらも2E相当)。通気性も特に不満はなく、蒸れやすいと感じたことはありません。
なお、ネット購入でサイズが不安な人は、返品・サイズ交換に対応しているショップを選ぶと安心です。私のように普段からミズノを履いていてサイズ感が分かっているなら、いつものサイズで問題ないと思います。
ウエーブメダル8 BOAはこんな人におすすめ


実際に使い込んだうえで、おすすめできる人・できない人をまとめます。
- 靴紐の締めつけで足の甲が痛くなった経験がある人
- 踏み込み時のかかとや膝への衝撃が気になる人
- 大会で1日に何試合もこなす人(脱ぎ履きワンタッチの恩恵大)
逆に、シューズの軽さを最優先したい前陣速攻タイプの人には、私が長年愛用してきたウエーブドライブ9のほうが合っています。実測238gの軽さは正義です。
まとめ
ウエーブメダル8 BOAを実際に使い込んで分かったのは、「靴紐の1点圧迫から解放されるだけで、卓球はこんなに快適になるのか」ということでした。
- BOAは面で締めるので、靴紐のように甲の1点を圧迫しない
- 厚めのソールで踏み込み時のかかとへの衝撃も吸収してくれる
- 脱ぎ履きワンタッチで試合の合間も快適
- 唯一のデメリットは重さ(実測でドライブ9より片足32g重い270g)
足の甲の痛みに悩んでいた私にとっては、32gの重さ増を差し引いても乗り換えて正解のシューズでした。足は卓球の土台です。靴紐の痛みに心当たりがある人は、選択肢のひとつとしてぜひ検討してみてください。







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