- 10問の質問に答えると、自分の性格に合う卓球の戦型がわかる
- 戦型ごとの性格の傾向と、卓球部でよくある「あるある」
- 戦型の決め方と、戦型を変えたいときに確認すること
卓球の戦型は、性格と関係があると言われます。粘り強い人はカットマンに向いている、せっかちな人は攻撃型に向いている、といった話を聞いたことがある人も多いと思います。
私は「フォアとバックで違う種類のラバーを使ってみたい」というだけの理由で卓球を始め、その後も深く考えずに戦型を4回変えてきました。コーチとして子どもたちを教えるようになって気づいたのは、戦型を選んだ理由がどうであれ、プレーには本人の性格がそのまま出るということです。
この記事では、日常の行動についての質問5問と卓球についての質問5問で、あなたの性格に合う戦型を診断します。診断のあとには、戦型ごとの「卓球部あるある」と、戦型の決め方をまとめました。部活の仲間と一緒にやってみてください。
ちきりー日常の行動で、卓球の戦型がわかるの?



性格の傾向が出るからね。後半には卓球の質問もあるから、今の自分のプレーと照らし合わせてみて。
卓球の戦型診断|性格に合う戦型を10問で調べる
1問答えるごとに、たくぼーとちきりーがひとこと感想を言います。結果の画面は、そのまま部活の仲間に見せられるようになっています。


10問に答えると、性格に合う戦型がわかります。深く考えず、直感で選んでください。



私はカットマンって出たけど、今はドライブマンなんだよね。



そういう人はけっこう多いよ。「戦型を決めた理由」と「自分の性格」が合っていないケース。あとで詳しく説明するね。
診断結果の解説|戦型ごとの性格と部活での役割
診断に出てくる6つのタイプについて、性格の傾向と、卓球部の中でよくある立ち位置をまとめます。自分の結果だけでなく、一緒に練習している仲間はどのタイプかを考えながら読むと、より当たっていると感じられるはずです。
ドライブマン|基本に忠実な、いちばん人数が多いタイプ
まじめで、基本どおりに練習するタイプです。教わったことを素直に身につけるので順調に上達します。ただし、卓球部で最も人数が多い戦型なので、ほかの部員と同じ練習をしているだけでは差がつきにくいのが弱点です。「自分の武器はこれ」と言える技術を1つ作ると強くなります。
カットマン|粘り強く、相手のミスを待てるタイプ
すぐに結果を求めず、じっくり待てるタイプです。相手が根負けするまで返し続ける我慢強さがあります。中学・高校では「背が高いから」「粘り強そうだから」という理由で顧問にカットマンを勧められて始める人も多く、始めた理由はあいまいでも、続けるうちに本人がいちばんカットを好きになっていることがよくあります。部内に少ない戦型なので、練習相手が見つかりにくいのが悩みです。
前陣速攻型|考えるより先に体が動くタイプ
表ソフトラバーを使い、台の近くで速いテンポで攻める戦型です。決断が早く、多少のミスは気にしません。負けていても攻め続ける強さがある反面、守りに回るのが苦手で、調子が悪い日は立て直しにくいのが弱点です。ラリーが短く終わるので、練習相手から「もう少し続けて」と言われがちです。
粒高・異質型|相手を観察して崩すタイプ
粒高ラバーなど、ボールの変化で相手を崩す戦型です。理屈で考えるのが好きで、相手をよく観察し「どうすれば相手がやりにくいか」を常に考えています。団体戦では相手の流れを変える役割を任されることが多いです。粒高の扱い方を知らない先輩や顧問から的外れな指導を受けて困る、という経験をしている人が多いのもこのタイプです。
ペンホルダー|こだわりが強く、人と同じが嫌なタイプ
今はシェークハンドが主流なので、ペンホルダーは少数派です。人と同じことをするのが好きではなく、教えてくれる人がいなくても自分で調べて工夫できるタイプです。部内にペンホルダーが自分しかいないため、誰にも指導されずに自由にやれる、という人も多いです。
戦型が決まらないタイプ|いろいろ試したくなる人
好奇心が強く、新しい用具や戦型を試したくなるタイプです。1つを極めるより、いろいろかじるほうが楽しいと感じます。試合の直前に用具を変えて周りを驚かせることもあります。私自身がこのタイプで、戦型を4回変えています。
性格ではなく、技術面から戦型を診断したい人は、こちらの記事をどうぞ。10問で戦型と、その戦型に合うラバーがわかります。
卓球の戦型診断|10問でわかるあなたのタイプと“合うラバー”
卓球部あるある|戦型別に30個まとめました
ここからは、戦型ごとに卓球部でよくある出来事をまとめます。自分の戦型の項目を読んで「わかる」と思えたら、その戦型は性格に合っています。
ドライブマンあるある
- 新入部員のほとんどが、聞かれる前に「シェークの裏裏です」と言う
- 「得意技はフォアドライブ」と言う部員が、部内に何人もいる
- 粒高の相手にネットミスを3本続けて、初めて回転について考える
- ラバーの選択肢が多すぎて、結局トップ選手と同じラバーを貼る
- カットマンと長いラリーになり、先にあきらめたほうが負ける


カットマンあるある
- 「背が高いから」という理由で始めたのに、いつの間にか本人がいちばんカットを好きになっている
- 「カット打ちの練習に付き合って」と言うと、みんな急に忙しくなる
- 練習では「もう返さないで」と言われ、試合では「もう1本返して」と言われる
- カットマン同士の試合は長くなりすぎて、見ている人が飽きる
- 「攻撃もできるカットマン」を目指しているが、攻撃した球に限ってミスする


前陣速攻型(表ソフト)あるある
- ラリーが3球で終わるので、練習相手から「もう少し続けて」と頼まれる
- ミスすると「表ソフトのせい」にするが、入ったときに「表ソフトのおかげ」とは言わない
- 「サーブさえ入れば勝てる」試合が多い。そしてサーブが入らない
- 0-5で負けていても攻め方を変えない
- ラバーの「粒の高さ」と「スポンジの硬さ」の話になると止まらない


粒高・異質型あるある
- 「やりにくい」と言われるのを、ほめ言葉として受け取る
- 粒高を使ったことがない先輩に「裏ソフトと同じように打てばいい」と教えられる
- 団体戦では、相手の流れを止める役割で起用される
- 相手がミスしたときの喜び方が、部内でいちばん自然
- 「お前とは練習したくない」と言われると、少しうれしい


ペンホルダーあるある
- 毎年、新入生に「なんでペンにしたの?」と聞かれる
- 「バックハンドは大丈夫?」と、あいさつのように聞かれる
- 教えられる顧問がいないので、放っておかれる。その分、自由
- 使っているラケットが、誰かからもらったものであることが多い
- 大会でペンホルダー同士が当たると、両校の顧問が見に来る


戦型が決まらない人あるある
- 「先週と戦型が違わない?」と部内で毎回言われる
- 使い終わったラバーの空き袋が、部内でいちばん多い
- 試合当日に用具を変えていて、相手よりも味方が驚く
- 本人は「オールラウンド型」と言っているが、周りは「決められない人」と呼んでいる
- 部内でいちばん卓球を楽しんでいる。これは本当





粒高の人が「全部当たってる」って言いながら、うれしそうにしてる。



粒高の人はそういう反応が多いね。次は、部活の中で戦型がどれくらいの割合なのかを見てみよう。
卓球部の戦型の割合|ドライブマンが約9割
私の周りの部活や大会で見る限り、シェークハンドの裏裏ドライブマンが約9割、それ以外の戦型を合わせて約1割という体感です。カットマン、前陣速攻型、粒高・異質型、ペンホルダーは、その1割の中に全部入っています。
筆者の体感による戦型の割合(部活・大会)
「その他」の中にカットマン・前陣速攻型・粒高・異質型・ペンホルダーが全部入っています。少数派の戦型は、対戦相手としても練習相手としても、同じ戦型の人が見つかりにくいという悩みがあります。
ただし、この偏りは少数派の戦型にとって武器でもあります。相手はあなたの戦型と年に数回しか対戦しないので、慣れていません。格下の相手に取りこぼしにくいのは、じつは少数派の戦型のほうです。



それなら、最初から少数派の戦型を選べばいいの?



そう単純でもないんだ。ここからは、よこたくさんが戦型を4回変えた話と、コーチとして見てきた話だよ。
私が戦型を4回変えた理由
私が卓球を始めたときの戦型は、シェークハンドの裏表(フォアが裏ソフト、バックが表ソフト)でした。理由は「フォアとバックで違う種類のラバーを使ってみたい」というだけで、戦略も適性も考えていません。
そのうち、プロ選手はみんな両面とも裏ソフトを使っていると知り、裏裏に変えました。これも理由は「みんなそうだから」です。
次の転機は、近所に中国の方が引っ越してきたことです。その人が中国式ペンホルダーを使っていて、ラケットをもらいました。もらったので、中国式ペンに変わりました。戦型は、こんな偶然で決まることもあります。
初めて真剣に考えたのは、高校進学のときです。卓球の強豪校に進むことが決まっていて、裏ソフトのままでは部内でレギュラーの座を取るのは難しいと思いました。同じ土俵で勝てないなら土俵をずらそうと考えて、ペンホルダーの表ソフトに変えました。このときの私は、性格ではなく環境で戦型を選んだことになります。
社会人になった今は、勝ち負けよりも楽しく卓球ができればいいと思っているので、裏裏に戻したり、また別の戦型を試したりしています。診断でいう「戦型が決まらないタイプ」は、私のことです。
コーチから見た、戦型と性格の関係
コーチとして子どもたちを見ていると、「性格と戦型が合っていない子」はすぐにわかります。
たとえば、粒高ラバーを使っているのに、とても攻撃的なプレーをする子がいます。粒高は本来、相手の力を利用して変化で崩す戦型ですが、本人は全部自分で打ちにいきたい。こういう子を見ると、粒高をやめて攻撃型にしたほうが伸びるのではないかと思います。用具が本人の性格にブレーキをかけている状態です。
逆に、とても消極的なプレーをする子には、カットマンを提案することがあります。「攻めなさい」と言い続けて萎縮させるより、待つことが武器になる戦型に置いたほうが、その子の良さが出るからです。背が高いなど、身体的にカットに向いた特徴がある子にも勧めます。
性格診断で戦型を当てるのは遊びですが、「性格と戦型が合っていない」ことに気づくのは本当に大事です。今回の診断で今の戦型と違うタイプが出た人は、一度「自分は本当はどう戦いたいのか」を考えてみてください。診断が外れたのではなく、今の戦型のほうが合っていない可能性があります。
卓球の戦型を変える前に確認したい5つのこと
診断を受けて「戦型を変えたい」と思った人へ。私は4回変えた側の人間なので止めはしませんが、「なんとなく」や「かっこいいから」で変えると、多くの人が半年ほどで元の戦型に戻ります。変える前に、次の5つを確認してください。
サーブが入らない、レシーブが浮く、といった基本のミスは戦型のせいではありません。戦型を変えても同じところで負けます。
部内やコーチに経験者がいれば上達が早いです。いない場合は、自分で調べて練習する覚悟が必要です。
戦型を丸ごと変える前に、ラバー1枚の交換で「合う・合わない」はかなりわかります。お金も時間も少なくてすみます。
私の場合は「強豪校でレギュラーを取るため」でした。理由をはっきり言えるなら、変えて大丈夫です。「なんとなく」「かっこいいから」は、戻る人が多いです。
変えた直後は勝ったり負けたりが激しくなります。1回負けてすぐ戻すのが、いちばん多い失敗です。
戦型の決め方をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もどうぞ。
【初心者必見】卓球の戦型の選び方ガイド:自分に合ったスタイルを見つけよう!
まとめ|診断結果を部活の仲間と共有してみよう
卓球の戦型には、本人の性格が出ます。だから日常の行動についての質問でも、戦型はだいたい当たります。
診断が当たった人は、結果を部活のグループLINEなどで共有してみてください。周りの反応から、自分が部内でどう見られているかもわかります。外れた人は、今の戦型が性格に合っていないのかもしれません。その場合は、上の5つの確認事項を読んでから、ラバー1枚の交換から試してみてください。
戦型が決まったら、次は用具です。戦型ごとに合うラバー・ラケットの選び方は、こちらの記事で詳しく書いています。



私、本当にカットマンに変えてみようかな。



まずはバック面のラバーを変えるところからね。カット打ちの練習相手は、ボクがやるよ。









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